警察庁は、5月11日から20日までの10日間、「2019年春の全国交通安全運動」が実施されると発表した。
交通安全運動は、広く国民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通事故防止の徹底を図ることを目的に実施している。
重点項目は子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止、自転車の安全利用の推進、全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底、飲酒運転の根絶。
各都道府県警察は、交通事故実態などについての分析結果を基に、地域の実情を踏まえたきめ細かな交通事故防止対策を実施する。
重点項目に挙げている自転車関連事故についての分析結果一方、重点項目に挙げている自転車関連事故について分析したところ、死亡・重傷事故は減少傾向にある。対自動車事故が全体の約8割で、うち約6割が出会い頭事故。児童・生徒では、高校生の事故が最も多く、朝の登校時に多い。
対歩行者事故は自転車側の4割弱が10代、歩行者側の約6割が高齢者となっている。ヘルメット着用者率は中学生で約4割、高校生・全体では1割未満。児童・生徒は約8割が法令違反ありだった。
重点項目に挙げている自転車関連事故についての分析結果これらの分析結果を踏まえて関係機関・団体と連携しながら自転車の交通安全教育・広報啓発活動を推進し、法令遵守とヘルメット着用を促進する。また、自転車利用者に対する指導取締りを推進する。