JR北海道、初乗り運賃は30円アップの200円に 10月1日に運賃・料金を値上げ

普通旅客運賃では200kmまでの賃率が改定される予定となったJR北海道の運賃値上げ。写真は小樽駅の4・5番線ホーム。
普通旅客運賃では200kmまでの賃率が改定される予定となったJR北海道の運賃値上げ。写真は小樽駅の4・5番線ホーム。全 1 枚

JR北海道は5月10日、運賃・料金の改定を国土交通省へ申請した。予定されている消費増税に合わせて、10月1日に実施するとしている。

JR北海道では、1996年1月を最後に消費増税分を除く運賃の改定を行なっていなかったが、2014年1月に国から「輸送の安全に関する事業改善命令及び事業の適切かつ健全な運営に関する監督命令」を受けて以来、安全・安定輸送への投資などで毎年400億円を超える営業赤字が発生するなど厳しい経営状態が続いており、今回の改定は国などからの支援とは別に「お客様に費用の一部をご負担いただきたく、運賃の改定を計画いたしました」としている。

申請内容によると、旅客運輸収入全体の改定率は消費増税分を含めて11.1%となっており、普通旅客運賃は平均15.7%、定期旅客運賃は割引率を据え置いた上で、平均22.4%となっている。

このうち普通旅客運賃は、競合交通機関を考慮して100kmまでに従来の賃率に拠らない「対キロ区間制運賃」を導入。101~200kmは現行賃率の1.1倍程度とするが、201km以上の賃率は据え置かれ、消費増税分のみの改定となる。

なお、利用者数が堅調に推移している千歳線南千歳~新千歳空港間に適用されている加算運賃(140円)については、「設備投資額等の回収が順調に進捗してきたこと」を理由に、運賃改定が認可された場合、120円引き下げた20円とする届出を行なう予定としている。

特急や座席指定などの料金については消費増税分のみの改定とし、特別企画乗車券の発売額については運賃改定が認可された場合に改定を届け出るとしている。

これらの改定により、普通旅客運賃のいわゆる「初乗り運賃」は、現行の170円から30円アップした200円となる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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