三井住友海上、AIがドラレコ映像から事故状況を説明してくれるシステムを開発

事故状況図のイメージ
事故状況図のイメージ全 2 枚

三井住友海上火災保険は5月10日、イスラエルのスタートアップ企業であるネクサーと提携し、AI(人工知能)を活用してドライブレコーダーの映像から事故状況を自動で正確に文章や図で説明できるシステムを開発したと発表した。

ネクサーは自動車領域の「コネクテッド」に関連した技術・サービスを開発するスタートアップ企業。

三井住友海上は、開発したシステムを活用することで事故が発生した際、契約者は「道路状況」「信号機の色」「交通標識の有無」など、詳細な事故状況を保険会社へ説明する手間が省けるほか、契約者が事故報告に要する時間を70%程度短縮できる見通し。

また、事故受付オペレーターに事故状況をうまく伝えられないストレスも低減できる。システムと「GK見守るクルマの保険(ドラレコ型)」の事故映像自動送信サービスを組み合わせていくことで、迅速、高品質な事故対応サービスを提供する。

システムは5月から試行を開始した。今後は既に導入している、AIが数千件の裁判例から最適な事故の責任割合を自動検索するシステムと連携することも検討する。

同社ではシステムも活用し、事故受付から保険金支払いまでの一連のプロセスをAI技術により自動化することで、事故受付当日に保険金支払手続きを完結できるサービスの提供を目指す。

《レスポンス編集部》

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