日産、中期経営計画の目標を下方修正---2022年度に売上高14.5兆円、営業利益率6%

決算を発表する西川社長
決算を発表する西川社長全 3 枚

日産自動車は5月14日、米国事業の収益が悪化していることから、中期経営計画を見直した。

日産が2017年11月に公表した中期経営計画は2023年3月期に売上高16兆5000億円、営業利益率を8%にする目標を掲げていた。今回、売上高14兆5000億円、営業利益率6.0%と目標数値を大幅に引き下げた。

日産は主力の米国市場で、インセンティブ(販売奨励金)を活用した値引きによる販売促進に頼ってきたことなどから利益率が急激に悪化していた。2019年3月期の米国事業の営業利益率は1%台だった。カルロス・ゴーン元会長による無理な拡大戦略が主因だ。中国合弁会社を連結ベースにした営業利益率は3.8%にまで落ち込んでいた。

日産は米国市場で収益を重視した販売や、ブランドの再構築を図って米国事業を立て直す。また、不採算事業の見直しなどのリストラの加速、電動化や知能化などの新技術、新商品を軸にした戦略を推進することで「着実な成長」を目指す構え。

北米市場で数少ない、売り上げが堅調維持する車種の日産アルマダ北米市場で数少ない、売り上げが堅調維持する車種の日産アルマダ

《レスポンス編集部》

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