懐かしのダットサンがずらり…品川クラシックカーレビューイン港南

第24回品川クラシックカーレビューイン港南
第24回品川クラシックカーレビューイン港南全 42 枚

東京都港区の品川駅港南口駅前広場で5月19日、「品川クラシックカーレビューイン港南」が開催され、歴代のダットサン車をはじめとしたヒストリックカーが集まった。品川駅港南商店会の主催。

毎年、警視庁高輪警察署の春の交通安全フェアの一環として行われてきたもので、港南に本拠を置く全日本ダットサン会とサファリモータースが一貫して運営してきたイベント。今回で24回目を迎えた。

この日エントリーしたのは50台余り。ダットサン会が主体となっているだけに、『1000セダン』や『ブルーバード』『フェアレディ』『サニー』など、由来の車が多く並んだ。シングルナンバーだけでも10台集まったのは、いかにも歴史のある同会らしいところ。1959年式の211型ダットサンもそのうちの1台で、オーナーはこれが初めての旧車所有という。「このイベントに合わせて車検を取り、4日前に納車されたばかり。古い車ならではの運転方法があり、自分の体をそれに合わせている段階で、その面白みが分かってきました」とうれしそうだった。

ダットサン、日産以外にも、興味深い車両があった。オースチン『10』は1933年製。昭和でいえば8年生まれ。オーナーによればイギリス本国から輸入したもので、60km/hほどの通常走行は「普通にこなす」とのこと。これだけ年数を経てもパーツはいまだに困らないというから日本車の旧車オーナーはうらやましい限り。メルセデスベンツ『280SL』(1970年)やトライアンフ『TR4』(1963年)といった、往年の名車も展示されていた。

周辺道路の交通安全パレードも例年通り。今回はダットサン『フェートン17型』(1938年)、『フェアレディ212』(1960年)、ロールスロイス『シルバーゴースト』(1910年)、BMW『600』(1959年)、メルセデスベンツ『170S』(1953年)、ポルシェ『911タルガ』(1972年)、ダイハツ『コンパーノ スパイダー』(1967年)、トヨタ『パブリカ コンバーチブル』(1968年)の8台。沿道の人たちに手を振りつつ、交通安全をアピールした。

この日は1日署長として迎えたタレントの山田まりやさんを交えたトークショーや表彰式、港南小学校音楽隊による演奏、じゃんけんぽん大会、ブルーバード生誕60周年記念トークショーなどが行われ、例年より増して盛りだくさんの内容となった。

ダットサン会の佐々木徳治郎会長は「初めは苦労がありましたが、回を重ねるごとに皆さまの協力で認知度が上がってきました」と感慨深げ。「現在私は78歳。オリンピックのある来年2020年までは頑張ってみます!」と、早くも来年を見据えていた。

《嶽宮 三郎》

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