BMW M5 に35周年記念車、ゴールドアクセント内装+625馬力…世界限定350台

35周年記念車にふさわしい特別な内外装。インテリアはゴールドがアクセント

歴代最強のM5コンペティションがベース。4.4リットルV8ツインターボは625hp

M専用デザインの最新デジタルコクピットを装備

BMW M5 エディション 35 イヤー
BMW M5 エディション 35 イヤー全 14 枚

BMWは5月17日、『M5』の登場から35周年を記念した特別限定車、「M5エディション35イヤー」(BMW M5 Edition 35 Year)を欧州で発表した。

M5エディション35イヤーは、1984年の初代BMW M5の登場から35年を迎えたことを記念した全世界350台の特別モデルだ。BMWは6世代にわたり、M5のドライビングダイナミクスを絶えず進化させてきた。

35周年記念車にふさわしい特別な内外装。インテリアはゴールドがアクセント

M5エディション35イヤーのボディカラーには、BMW インディビジュアルの特別色、フローズンダークグレーメタリックを採用する。アルミホイールはYスポークデザインで、カラーはグラファイトグレー仕上げ。標準装備されるMコンパウンドブレーキシステムのキャリパーは、高光沢のブラックで仕上げられる。オプションのMカーボンセラミックブレーキシステムは、ゴールド塗装のブレーキキャリパーが装備される。キドニーグリルやドアミラーをブラック仕上げとし、ブラック仕上げの専用スポーツエグゾーストも採用。サスペンションは専用チューンとなり、車高が若干引き下げられている。

インテリアは、MマルチファンクションシートとBMW インディビジュアルのメリノフルレザートリムを採用した。このトリムは、ベージュのコントラストステッチが配されるのが特長だ。インストルメントパネル、ドアトリム、センターコンソールは、アルマイト処理されたアルミカーボン構造のゴールド仕上げとした。ドアシルフィニッシャーと、センターコンソールのカップホルダーカバーには、特別なモデルであることを示すエンブレムが装着される。

歴代最強のM5コンペティションがベース。4.4リットルV8ツインターボは625hp

M5エディション35イヤーのベース車両は、新型「M5コンペティション」だ。最新世代の4.4リットルV型8気筒ガソリンツインターボの強化版を搭載する。最大出力は625hp/6000~6700rpm、最大トルクは76.5kgm/1800~5800rpm。ベース車両の新型M5に対して、最大トルクは変わらないものの、最大出力は25hp引き上げられ、歴代M5で最強のスペックを獲得する。

トランスミッションは8速の「Mステップトロニック」。駆動方式は、4WDの「M xDrive」。通常状態では、FRを基本にしながら、路面状況や走行状態に応じて、4WDに変化する。このM xDriveはDSCをオフにした場合、走行モードは4WD、4WDスポーツ、2WDの3種類が選択可能。後輪には、アクティブMディファレンシャルが組み込まれた。

動力性能は、0~100km/h加速が3.3秒と、新型M5の3.4秒に対して、0.1秒短縮。最高速は250km/h(リミッター作動)。オプションのMドライバーパッケージでは、最高速を305km/hに引き上げることも可能だ。

M専用デザインの最新デジタルコクピットを装備

M5エディション35イヤーには、最新のデジタルコクピットを装備する。この大型デジタルコクピットは、M専用デザインとなっており、ドライビングダイナミクスシステムや4WDのM xDriveのモード、ドライブロジックの設定といった情報を表示する。

また、スポーティに走行する場面で重要な機能として、可変式のエンジン回転数事前警告フィールド、マニュアルシフトモードで最適なシフトタイミングを知らせるシフトライトがある。この走行データは、M専用ヘッドアップディスプレイに表示することもできる。

さらに、ドライビングダイナミクスシステムの機能の設定のほとんどは、タッチスクリーン式センターディスプレイ、センターコンソール上のスイッチ、Mスポーツステアリングホイールで操作できる。センターディスプレイは、ジェスチャーコントロールにも対応している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る