QRコードでホームドアの開閉を制御…都営地下鉄が10月から導入へ

QRコードを用いたホームドア開閉システムの概要。QRコードにはドア数や編成両数といった情報が収められている。
QRコードを用いたホームドア開閉システムの概要。QRコードにはドア数や編成両数といった情報が収められている。全 1 枚

愛知県阿久比町(あぐいまち)に本社を置く株式会社デンソーウェーブは5月22日、新型QRコードを用いたホームドアの開閉制御システムが都営地下鉄に初めて採用されたことを明らかにした。

このQRコードは東京都交通局と共同開発した「tQR」と呼ばれるもので、ホームドアの上部に設置された開閉制御システムが、車両のドアに貼られたラベルにプリントされているQRコードの動きをスキャニングして開閉を行なう。

従来のホームドアでは、車両側に通信制御機器の設置など大規模な改修を要していたが、この方式ではQRコードのラベルを貼るだけで済むほか、車両側のドア操作のみでホームドアの開閉を連動させることができることから、停車時間の延びを抑制することが可能となり、導入コストや工期の縮減にもつながるという。

tQRの実証実験は2017年11~12月に都営浅草線大門駅(東京都港区)で行なわれており、今年6月8日の終電後からは新橋駅(東京都港区)2番線ホームを皮切りに工事が始まり、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催までに大門・三田・泉岳寺の各駅にも導入する計画。

新橋駅では今年10月頃から運用を開始する予定としており、2023年までに都営浅草線全駅での導入を目標に工事が進められる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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