日産、音源可視化技術をライセンス供与

可視化音源装置・システム参考事例
可視化音源装置・システム参考事例全 1 枚

日産自動車は5月22日、車両開発にて、騒音の発生源をPC画面上で可視化する音源可視化技術のライセンスをアコーおよびマイクロネットに供与すると発表した。

日産は2011年に音源可視化技術を独自開発して以降、不快に感じる音の発生部位を可視化することで、車両開発初期段階で静粛性を実現するために必要な対策を迅速に講じてきた。また同技術は車両開発だけでなく、エンジン生産ラインなどにも適用。生産設備の異音発生源の特定や、対策前後の防音効果の確認にも活用してきた。

同技術を用いた「音源可視化装置」は、32個のマイクロホンを配置し、信号処理アルゴリズムと組合わせることで超指向性マイクロホンを構築。また中央のカメラを使って、音圧レベルの大小を等高線として測定対象物の画像と重ね合わせ視覚的に表示することで、音源の探査を可能とする。また、マイクロホンを最適に配置できるよう可変構造とすることで、低価格かつコンパクトながら低周波音から高周波音までの測定に対応する。

日産では、音源可視化装置の運用開始以降、各開発拠点・工場への配備を進めてきたが、今後さらなる迅速な展開を図るために社外の知見・ネットワークの活用を検討していた。今回、東京都や川崎市などが進める地域産業活性化を目的とした知的財産マッチング支援より、本装置を製造、開発し、ソフトウェアの改良ができる企業としてアコー、およびマイクロネットを紹介。両社へのライセンス供与を決定した。

両社は、同技術のライセンス供与により、自動車開発だけでなく、空調の送風音の発生個所の特定、建物構造物のきしみや部材膨張による異音の発生部位の特定など、様々なシーンでの活用が期待される製品開発が可能となる。日産は、今回の取り組みによって、海外工場を含めたグローバルな日産開発拠点および各工場に本技術を迅速に導入できるほか、外販し様々な業種の開発現場に適用されることで、本装置の信頼性、機能性の向上が期待される。

《纐纈敏也@DAYS》

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