トヨタ、後付け「踏み間違い加速抑制システム」の対象車種を順次拡大へ

超音波センサー(前)
超音波センサー(前)全 3 枚

トヨタ自動車は、昨年12月に発売した後付けの「踏み間違い加速抑制システム」の対象車種をこれまでの5車種から、2019年内に順次12車種まで拡大すると発表した。

踏み間違い加速抑制システムは、車両前後に取り付けた超音波センサーにより、前方または後方約3m以内にある壁などの障害物を検知し、ブザー音で注意喚起を行う。それでもブレーキと間違えてアクセルを強く踏み込んでしまった際には加速を抑制し、衝突被害の軽減に貢献。また、後退時は障害物を検知していない状態でも、約5km/h以上でアクセルを踏んだ場合、速度が出過ぎないよう加速を抑制する。

これまでは、『プリウス(2009/5~2015/12)』『アクア(2011/12~2018/4)』『プリウスα(2011/5~)』『プレミオ(2007/6~2016/6)』『アリオン(2007/6~2016/6)』の5車種、約281万台が対象だったが、6月3日に『ポルテ(2012/7~)』『スペイド(2012/7~)』『ウィッシュ(2009/4~)』の3車種に設定を拡大、さらに10月には『カローラアクシオ(2012/5~2017/10)』『カローラフィールダー(2012/5~2017/10)』『パッソ(2010/2~2016/4』、12月には『ヴィッツ(2010/12~2018/5)』にも設定を拡大する予定。対象台数は合計約458万台となる。

なお、6月3日に発売するポルテ、スペイド、ウィッシュ用の価格(取付費別)は5万5080円。

超音波センサー(後)超音波センサー(後)

トヨタは新型車に、歩行者事故や追突事故などの被害軽減に効果が見込める「トヨタセーフティセンス(TSS)」と、駐車場などの低速時での衝突被害軽減に効果が見込める「インテリジェントクリアランスソナー(ICS:パーキングサポートブレーキ<静止物>)」などを設定展開している。ユーザーが現在保有しているクルマにも、「後付けの踏み間違い加速抑制システム」の展開を順次進め、クルマの安全・安心をサポートする。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 【スバル レヴォーグレイバック 新型試乗】「アウトバック」以来、30年にわたる挑戦の成果…諸星陽一
  2. 東京E-Prix 市街地コースは臨海都心に準備…フォーミュラE[写真32枚]
  3. アウディ最大のSUV計画は生きていた! ベース価格で1500万円オーバー? 2026年までに登場か
  4. 今スズキの250ccスポーツが面白い!快適ツアラーな『GSX250R』に俊足エクスプレスの『ジクサーSF250 / 250』もPR
  5. 日産『エルグランド』一部仕様変更、安全装備を強化
  6. シトロエンが新型SUVクーペ『バサルト・ビジョン』を発表 南米で2024年内に発売へ
  7. ヤマハ発動機、EVレース「フォーミュラE」に2025年より参入へ 四輪レースはF1以来
  8. メルセデスベンツ、新型パワートレイン搭載の「GLA180」発売…高性能モデルAMG「GLA45S」も追加
  9. ルノー『キャプチャー』新型、4月4日デビューへ
  10. メルセデスベンツ『Gクラス』改良新型…449馬力の直6ツインターボ搭載、表情も変化
ランキングをもっと見る