レンジローバー イヴォーク 新型、6月1日より受注開始 ランドローバー初のMHEVも用意

ランドローバー レンジローバー イヴォーク
ランドローバー レンジローバー イヴォーク全 39 枚
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、初のフルモデルチェンジとなったランドローバーのコンパクトSUV『レンジローバー イヴォーク』を日本市場に導入、6月1日より受注を開始する。

新型イヴォークは、独特の傾斜したルーフラインとリアに向かって上昇するウエストラインを継承しつつ、ドアパネルに格納されるデプロイアブル・ドアハンドルや超薄型マトリックスLEDヘッドライトが滑らかで美しいボディを際立たせている。ボディカラーは、新色のソウルパールシルバーとノリータグレーを含め全13色を展開する。

インテリアは、すっきりとしたサーフェスや最高級のマテリアルで丁寧に仕上げた精巧なデザインで、2つの10インチ高解像度タッチスクリーンからなる最新インフォテインメントシステム「Touch Pro Duo」を備える。シートカラーは新色のクラウドとディープガーネットを追加したほか、素材は従来のレザーに加え、耐久性に優れたウール混紡のKvadratプレミアムテキスタイルやリサイクル素材を活用したDinamicaスエードクロス、ユーカリ素材を使ったEucalyptusメランジテキスタイル、しなやかな風合いと高い通気性、抗菌性が特徴のUltrafabricsポリウレタンを取り揃えた。

また電動化に対応する最新の「PTA」プラットフォームを採用し、ホイールベースを20mm延長。これにより、リアシートのレッグルームやトランクルームが拡張したほか、タブレットやバッグ、ペットボトルなどを収納するスペースも確保。40:20:40の分割可倒式リアシートを倒すと、トランク容量は最大1383リットルにまで拡大する。

新型イヴォークは、利便性と実用性の高い最新機能も搭載。フロント下180度の視角を確保する世界初の技術「ClearSightグラウンドビュー」は、段差のある中央分離帯や、オフロードなど障害のある路面を走行する際に効果を発揮する。また、「ClearSightインテリア・リアビューミラー」は、乗員や荷物で後方視界が悪い時に活躍する新機能。カメラで撮影し、視野角50度の高解像度映像をルームミラーに映し出して視認性を高めてくれる。そのほか、ヘッドアップディスプレイ(HUD)、AIでドライバーの好みや行動パターンに合わせた設定をサポートする「スマート・セッティング」、ワイヤレス接続で最新のソフトウエアにアップデートできるSOTA(Software Update Over The Air)もランドローバー初採用の機能になる。

走行面では、マクファーソン式ハイドロブッシュフロントサスペンションとインテグラルリンク式リアサスペンションにより安定した走りと静粛性を実現。さらに、路面状況に応じて最適な車両設定を自動制御するテレイン・レスポンス2をイヴォーク初搭載。車両の走行状況を常にモニターし必要に応じて前輪と後輪のトルク配分を瞬時に調整し、同時に燃費を向上させるアクティブドライブラインおよびエフィシェントドライブラインも搭載し、快適なドライブを提供する。

コネクティビティでは、離れた場所から車の情報を確認・操作できる「リモート」を標準装備。スマートフォンアプリを車両のタッチスクリーンから操作できる「InControlアプリ」、最大8つのデバイスに接続できる「Wi-Fiホットスポット」、高画質の2D/3Dマップを表示して快適な移動をアシストする「ナビゲーションプロ」のほか、Android AutoやApple CarPlayにも対応している。

エンジンラインアップは2リットル4気筒ディーゼル(D180)と、ジャガー・ランドロー初のマイルドハイブリッド(MHEV)を含む2リットル4気筒ガソリン(P200、P250、P300 MHEV)3種類で、全17グレードを展開。MHEVは48Vのバッテリー、ベルトインテグレーテッドスタータージェネレーター(BISG)、コンバーターを搭載し、17km/h以下に減速するとエンジンを停止させて、減速エネルギーを蓄電し、発進時に動力として活用。渋滞など低速域で走行する際、静かで効率的な走行ができ、燃費も向上する。

また、2020年モデルのみの限定グレード「ファーストエディション」も用意する。「R-ダイナミックSE」をベースに、20インチホイールや、ブラックコントラストパノラミックルーフ、専用の「FIRST EDITION」スクリプト付イルミネーテッドメタルトレッドプレートやカーペットマット、デュオトーンシートを装備。ボディカラーは専用色ノリータグレーのほかソウルパールシルバー、ユーロンホワイトから選択できる。

価格はディーゼルモデルが523万円から700万円でファーストエディションが821万円。ガソリンモデルは461万円から747万円、ファーストエディションは799万円、MHEVモデルは656万円から801万円。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  3. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  4. BYDが新型PHEVワゴンを欧州初公開、エンジン併用で航続1300km以上…IAAモビリティ2025
  5. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る