軽井沢にマツダ ロードスター が1000台以上…30周年モデルの秘密を主査が語った[フォトレポート]

マツダ・ロードスター軽井沢ミーティング2019
マツダ・ロードスター軽井沢ミーティング2019全 14 枚

初代『ロードスター』(NA)ベースのショーカー「MX-5 Miata Club Racer」をオマージュし、マツダが現行ロードスター(ND)に特別色「レーシングオレンジ」をまとわせて登場させたのが、「ROADSTER 30th Anniversary Edition」だ。

そのリトラクタブルハードトップモデル「RF」をじっくりみる機会があった。場所は長野県の軽井沢、ロードスター乗りには恒例の「軽井沢ミーティング」の会場内(5月25日)。

このロードスター30周年記念モデルは、世界限定3000台。ソフトトップモデルは4月の商談予約で、販売台数の17倍を超える1900台以上の申込みがあったことをうけ、RFの販売台数を当初予定の40台から139台ヘに増やし、6月10日まで商談予約の申し込みを受け付けている。

軽井沢ミーティングでマツダの中山雅主査は、レーシングオレンジというカラーについて「いくつか候補があって、やはり彩度と明度が両方とも高い色というのを考えて、ピンク色、黄色、黄緑色、水色、そしてオレンジ色などがあがってきた。30年というロードスターの歴史を振り返って、これから先もロードスターを30年、またつくり続けるという決意を、朝焼けの色に重ねてこの色にした」と語った。

また気になるのは、その足。30周年記念モデルのソフトトップ仕様は195/50R16を履くいっぽう、RF仕様は205/45R17。実はこの違いを埋めるように、16インチのレイズボルクレーシングの鍛造アルミホイールも用品として発表される。これらのデザインについて山口宗則プロジェクトマネージャーはこう語っていた。

「30周年記念モデルの国内仕様には、レイズボルクレーシングの鍛造アルミホイール『ZE40』17インチ版ダークガンメタリック塗装のホイールを履かせている。これはマツダ専用に図面を起こして評価して、ラインで組めるように形状変更した新しいもの」

「海外仕様の30周年記念車はすべて17インチホイールだから、用品として販売される16インチ版は国内のみ。リムには『30TH ANNIVERSARY』のほかに、『ROADSTER』という刻印が入る予定」

いろいろスペシャル感が満載の MAZDA ROADSTER RF 30th Anniversary Edition リトラクタブルハードトップRF。このクルマの前に立った中山主査、山口PM、そして新たに主査となった斎藤茂樹氏が加わり、初代ロードスターから将来の「NE」についていろいろ飛び出した秘話に、ロードスター好きは食らいつくように聞き入っていた。

ことしの軽井沢ミーティングは、NAが355台、NBが209台、NCが138台、NDが342台。合計1044台ものロードスターが集結し、青空のもとで思い思いにロードスターと時間を過ごした。

《レスポンス編集部》

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