[取り付け方で音が変わる]ラインケーブル その2…ケーブル長を短くできるか

ラインケーブルの一例(ゾノトーン)。
ラインケーブルの一例(ゾノトーン)。全 1 枚

ホームオーディオ用の機材とは異なり、カーオーディオ製品の場合は“取り付け”作業が結構難しい。そしてその作業にはさまざまなノウハウやコツが存在していて、それらを踏まえないと良い音が出せなかったりする。

当コーナーでは、それらノウハウを紹介することでカーオーディオの奥深さを紐解こうと試みている。

今回は、「ラインケーブル」の引き回しにおいてのセオリーの1つとして、「パワーアンプの設置場所」について考えていく。

さて、「ラインケーブル」はパワーアンプで増幅される前の微弱な音楽信号を伝送するケーブルなのだが、具体的にはメインユニットとパワーアンプ間に、またはメインユニットとDSP間に、そしてDSPとパワーアンプ間に用いられることとなる。

で、引き回す作業そのものにも注意すべきポイントがいろいろとあるわけだが、それ以上に、「ケーブル長をいかに短くできるか」も、考えるべき重要なポイントの1つとなる。理由は主に2つある。1つは「短い方がノイズが乗る可能性が減るから」、もう1つは「長くなるとコストもかさむから」だ。

特に後者は大きな問題ともなり得る。「ラインケーブル」は特に、長さ違いでの価格差が大きく、高級ケーブルになればなるほどその傾向は拡大する。1mですむのか5m必要になるのかでは、相当な価格差が出てきてしまうのだ。メインユニットとDSP間の場合は使用本数が少なくてすむのでまだ良いのだが、DSPとパワーアンプ間においては、使用本数が結構増える。DSPを使うということは“マルチアンプシステム”が組まれるわけなので、もしも“フロント3ウェイ+サブウーファー”というスピーカーレイアウトを採用すると、「ラインケーブル」は4組必要となる。もしも1本あたりの価格差が5万円あったとしたら「ラインケーブル」だけで20万円も違ってくる。これは相当に痛い。

なお、「ラインケーブル」の引き回しをトランクで完結できると、もう1つ別のメリットも発生する。それは「ホームオーディオ用のケーブルも使いやすくなる」というものだ。

通常、カー用のケーブルには高い耐熱性が求められる。しかし、ワイヤリングをトランクのカーペット上で完結できれば、それほど高い耐熱性が確保されていなくても使える場合が増えてくるのだ。結果、「ラインケーブル」の選択肢が広がり、ケーブル選びを一層楽しめるようになる、というわけなのだ。

今回はここまでとさせていただく。次回も「ケーブル」の引き回しに関するノウハウ解説を続行する。お楽しみに。

【連載】“取り付け方”で音が変わる? Part6 ケーブル編 その5「ラインケーブル ll」

《太田祥三》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【トヨタ ランドクルーザー300 GRスポーツ 新型試乗】世界中から引く手あまたなのも納得!の出来栄え
  2. 「かなり尖ってそう」「日本導入も期待」BMWの420ccスーパースポーツ『F 450 RR』にSNSで反響
  3. スズキ『ジムニー』の丸目が進化!? 2027年以降、大幅改良でどう変わる
  4. 光岡自動車、ノア / ヴォクシーの新型搬送車発売…機能を絞って
  5. 日本初のルノーEV、『5』導入…航続405km、150psモーター 11月19日発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. 全ての体格に対応する後席用新型シートベルト、ZFが2025年央発売へ
  3. スカニア、中国で新事業開発組織「VNBC」設立…電動・自動運転輸送を加速へ
  4. 【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定 欧州自動車産業の次の一手、欧州の現場で何が起きているのか~EV減速局面・SDV/AIへの移行・中国勢の浸透~
  5. インド国産化の進め方、事業の核の築き方【インド・新自動車大国の素顔】
ランキングをもっと見る