サンデン、上海汽車EV向けにカーエアコン用ヒートポンプシステムを本格展開

ローウェイマーベルX
ローウェイマーベルX全 1 枚

サンデン・オートモーティブクライメイトシステム(SDAS)は、中国・上海汽車の電気自動車(EV)『ローウェイマーベルX』と『Ei5』向けに、6月よりカーエアコン用ヒートポンプシステムの市場展開を本格的に開始した。

グローバルでの環境意識の高まりと環境規制により、自動車業界は電動化へのシフトを加速させている。EVの大きな課題の1つが航続距離であり、バッテリーの大型化か省電力化という選択肢の中、低電力が特徴であるカーエアコン用ヒートポンプシステムが注目を集めている。EVはエンジンがないため、その排熱を利用できず、暖房用の熱源が不足。通常は電気ヒーターで補うが、それにより駆動用バッテリー消費が大きくなり、航続距離の低下が課題となっていた。

SDASのカーエアコン用ヒートポンプシステムは外部から熱をくみ上げ、省電力で暖房することができる。中間期(外気温5~25度)の冷暖房使用時のエネルギーの効率化を図ることで航続距離の低下を軽減。また、縦流の室外熱交換器採用により、効率と排水性が向上し、横流の室外熱交換器に比べ、冬季の航続距離の低下を軽減する。

同ヒートポンプシステムは、中国市場初となる製品として、SDASが2016年7月より開発を開始。華域三電汽車空調の石龍工場で生産・組立てを行っている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 【トヨタ GRカローラ 新型試乗】「GRヤリス」とはスタンスが明確に違う理由…河村康彦
  2. 空力とエンジン性能を高める“穴”の真相~カスタムHOW TO~
  3. 『N-BOXカスタム』用パーツが一挙発売、ブリッツからエアクリーナーシリーズ4種類・5製品が発売
  4. EV戦略の“怪”、世界的には「失速」、国内は充電設備1年間で「3割増」[新聞ウォッチ]
  5. スズキがスーパーキャリイ「軽トラ市」仕様など出展へ…ジャパントラックショー2024
  6. ポルシェ『カイエンGTS』改良新型、日本での予約を開始---価格は1868万から
  7. 三菱『エクリプス クロスPHEV』は、新しい毎日に踏み出せる「今の時代、最強の1台」だPR
  8. ホンダの新型SUV『WR-V』、発売1か月で1万3000台を受注…月販計画の4倍超
  9. アントレックスが折りたたみ電動スクーター『MK114』発売へ、軽自動車にも積載可能
  10. トヨタ『スターレット』復活! 2026年デビューか?
ランキングをもっと見る