近鉄グループHD、伊勢志摩エリアで観光地型MaaSの実証実験

近鉄グループが伊勢志摩で観光地型MaaSの実証
近鉄グループが伊勢志摩で観光地型MaaSの実証全 2 枚

近鉄グループホールディングスは6月25日、沿線の重要観光地である伊勢志摩エリアの志摩地域で今秋から観光地型MaaS(モビリティアズアサービス)「志摩MaaS」の実証実験を実施すると発表した。

今回取り組む「志摩MaaS」の実証実験では、志摩地域の近鉄の特急停車駅(鵜方駅・賢島駅)と周辺観光地を結ぶ、タクシー、バス、英虞湾舟運などの二次交通の利便性向上を図るとともに、新たな着地の観光体験やイベントを組み合わせた着地型旅行商品を造成、志摩地域の観光地としての魅力向上を目指す。

近鉄や二次交通の乗車券類のほか、着地型旅行商品の検索・予約・決済など、一連の購買アクションをシームレスで提供するMaaSアプリを開発する。志摩地域に関する観光商品をどこでも簡単にMaaS アプリを通じて購入できる仕組みを提供する。

実証実験は2019年度中に秋と冬の2回に分けて実施する。1回目は、タクシー、バス、英虞湾舟運など二次交通のオンデマンドのサービスを提供し、需要や運営上の課題を検証する。2回目はMaaSに関する検索・予約・決済の開発とその運用実験を行うとともに、鉄道でのデジタルフリーパスや着地型旅行商品のサービスを提供する。

同社では2019年度の実証実験の結果をもとに、伊勢志摩エリア全体での観光地型MaaSの提供を検討するとともに、将来的には、近鉄沿線の奈良大和路をはじめとする他の観光地についても導入を検討する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スイスポ最終モデルの完全進化形! BLITZが手掛けた“走りと快適”の完熟セットアップPR
  2. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  3. 山陽道・福山SAにガシャポン専門店、中国地方初 7月18日オープン
  4. これが最後のガソリンエンジンか!? BMW『X5 M』が歴代最強の700馬力オーバーに
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る