ポルシェ カイエンクーペ に「エクスクルーシブ」、カスタマイズプログラム導入

ほぼ無限の組み合わせが可能

カスタマイズは内外装が中心

3種類の高性能エンジンに変更なし

ポルシェ・カイエン・クーペ のカスタマイズプログラム、「ポルシェ・エクスクルーシブ」
ポルシェ・カイエン・クーペ のカスタマイズプログラム、「ポルシェ・エクスクルーシブ」全 4 枚

ポルシェは6月25日、『カイエンクーペ』(Porsche Cayenne Coupe)に、カスタマイズプログラムの「ポルシェ エクスクルーシブ」を欧州で導入すると発表した。

カイエン クーペは、ポルシェの主力SUV、『カイエン』の派生モデルだ。プレミアムブランドは、相次いでSUVクーペ市場に参入しており、競合プレミアムメーカーでは、すでにBMWがSUVの『X5』からクーペの『X6』、『X3』から『X4』、メルセデスベンツがSUVの『GLE』からクーペの『GLEクーペ』、『GLC』から『GLCクーペ』を派生させている。ポルシェもカイエン クーペで、SUVクーペ市場に参入を果たした。

ほぼ無限の組み合わせが可能

カイエンクーペは、ルーフの後部を傾斜させたクーペデザインを採用した。後部に行くほど傾斜したルーフラインは、カイエン クーペをダイナミックかつスポーティに見せる。ポルシェ エクスクルーシブでは、さらなる個性を反映したいという顧客の要望に応えて、ほぼ無限の組み合わせが可能なカスタマイズプログラムを用意している。

カスタマイズプログラムのポルシェ エクスクルーシブは、「ポルシェ・エクスクルーシブ・マヌファクトゥール」が開発を手がけた。ポルシェ・エクスクルーシブ・マヌファクトゥールは、「独創的なカスタマイズ」をテーマに掲げている。例えば、レザーやアルカンターラ、カーボンファイバー、ウッド、アルミなど高品質の素材を、職人が手作業で加工、塗装、研磨などを行うことによって、オーナーの個性を反映させる1台に仕上げてくれる。

カスタマイズは内外装が中心

カイエンクーペのポルシェ エクスクルーシブでは、内外装を中心にカスタマイズできる。外装は、LEDテールランプをクリアレンズ化したり、クリア化されたライトストリップを装備したりすることが可能だ。ドアハンドルは、ブラック仕上げにできる。5本スポークのアルミホイールは、クラシックなデザイン。前後バンパーやサイドシルを、ボディ同色化することもできる。

インテリアは、特別なレザーシートを選択したり、特別な赤いステッチ加工を施したりすることができる。シートはツートン仕上げで、ヘッドレストには「ポルシェクレスト」をエンボス加工した。赤いシートベルトが選択可能。3本スポークのステアリングホイールには、グリップ部分を除いた上側と下側を、カーボンファイバーに変更することもできる。

3種類の高性能エンジンに変更なし

高性能な3種類のガソリンターボエンジンに変更はない。ベースモデルとなる「カイエン クーペ」グレードには、3.0リットルV型6気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。最大出力は340ps/5300~6400rpm、最大トルクは45.9kgm/1340~5300rpmを引き出す。「スポーツクロノパッケージ」が標準となり、0~100km/h加速6.0秒の性能を備える。オプションの「軽量スポーツパッケージ」では、0~100km/h加速は5.9秒となる。最高速は243km/hだ。

「カイエンSクーペ」グレードは、カイエンクーペと「カイエンターボ クーペ」の中間に位置するグレードだ。2.9リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。最大出力は440ps/5700~6600rpm、最大トルクは56.1kgm/1800~5500rpmを引き出す。スポーツクロノパッケージが標準となり、0~100km/h加速5.0秒の性能を発揮する。オプションの軽量スポーツパッケージでは、最高速が263km/hに到達する。

最上級のカイエン ターボ クーペ グレードには、4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。最大出力は550ps/5750~6000rpm、最大トルクは78.5kgm/2000~4500rpmを引き出す。0~100km/h加速は3.9秒、最高速は286km/hのパフォーマンスを実現している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  3. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  4. かつてのマーチ、新型日産『マイクラ』英国発売に、SNSでは「英国は小型車の価値を知ってる」「日本でも売りゃいい」の声
  5. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る