2019年上期の新車総販売は0.8%増と2年ぶりプラス

トヨタ・クラウン
トヨタ・クラウン全 3 枚

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が7月1日に発表した2019年上期(1~6月)の新車販売統計(速報)によると、総台数は前年同期比0.8%増の275万3419台と2年ぶりのプラスになった。

このうち登録車は0.2%増の173万5348台と小幅ながら、2年ぶりに増加した。ブランド別では、最量販メーカーのトヨタ自動車(レクサス含む)が4.3%増と、日本の乗用車メーカーでは最も高い伸びを確保した。同社は『クラウン』を中心とした新モデルが健闘した。

ホンダ(2.2%増)やスズキ(1.5%増)もプラスとなったが、前会長の逮捕問題などで揺れた日産自動車(10.9%減)、主力車種の新モデル投入を控えていたマツダ(13.7%減)、さらにSUBARU(スバル=7.1%減)の3社がマイナスとなり、落ち込も幅も大きかった。

一方、上期の軽自動車は1.8%増の101万8071台となり、同期としては3年連続のプラスになった。メーカー別ではシェアトップのダイハツ工業が1.5%増となったほか、スズキが1.0%増、ホンダが7.1%増と上位3社が堅調だった。主力モデルを全面改良した日産も2.7%増と巻き返している。

マツダ3新型マツダ3新型

6月単月の新車販売総台数は前年同月比0.7%減の45万0397台と、3か月ぶりにマイナスとなった。このうち登録車は0.9%減の29万0225台、軽自動車は0.5%減の16万0172台と、いずれも3か月ぶりに減少した。19年の新車需要は、10月からの消費税増税や自動車税の減税など税制変更の影響が複雑にからむこととなる。ここ3か月(4~6月)の推移も一進一退の展開となった。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 洗車機=傷が付くはもう古い! 最新洗車機の凄さとプラスアルファの洗車法
  2. メルセデスAMG『E53』新型、612馬力の電動セダンに…欧州受注開始
  3. トヨタがインドで新型SUV『アーバンクルーザー・タイザー』を発表…Aセグメント再参入[詳細写真]
  4. 【ヤマハ XSR900GP】開発者が語る「ただの80年代オマージュやレプリカを作ったわけじゃない」
  5. 夜行高速バス「ドリーム号」、深夜の乗務引継ぎを見学する
  6. 3万ドルなら大人気確定!? テスラの新型コンパクトEVは『モデル2』か否か?
  7. AC コブラGTロードスター…過去と現代が織りなすデザイン[詳細画像]
  8. マツダの新旗艦『CX-80』、欧州市場に登場…3列シートSUV[詳細画像]
  9. [音響機材・チョイスの勘どころ]サブウーファーの小型・薄型モデルでは、振動板サイズとボディの堅牢さを要チェック!
  10. フォルクスワーゲン『ゴルフ』改良新型はよりシャープな表情に[詳細画像]
ランキングをもっと見る