DS 初のEV、DS 3クロスバック E-TENSE…予約受注を欧州で開始

車台はPSAグループの高剛性な「CMP」

1回の充電での航続は最大430km

最新の先進運転支援システムを搭載

DSの DS3クロスバックE-TENSE
DSの DS3クロスバックE-TENSE全 9 枚

PSAグループの高級車ブランド、DSは7月1日、ブランド初のEV、『DS 3クロスバック E-TENSE』(DS3 CROSSBACK E-TENSE)の予約受注を欧州で開始した、と発表した。

画像:DS 3クロスバック E-TENSE

DSはブランド立ち上げ以来、『DS 3』、『DS 3カブリオ』、『DS 4』、『DS 4クロスバック』、『DS 5』、『DS 7クロスバック』と、順次車種ラインナップを拡大してきた。DS 3クロスバックE-TENSEは、日本市場にも2019年6月に導入されたばかりの『DS 3クロスバック』のEV版になる。

DSブランド第2世代のDS 7クロスバックに続く第2弾モデルに位置づけられるのが、DS 3クロスバックだ。都市生活者のためのコンパクトカーであると同時に、長距離移動を可能とする二面性を備えることを目標に開発された。

車台はPSAグループの高剛性な「CMP」

DS 3クロスバックのボディサイズは、全長4120mm、全幅1790mm、全高1550mm、ホイールベース2560mm。Bセグメントに属する小型クロスオーバー車となる。DSブランドの最新デザイン言語を導入した。フロントマスクはDS 7クロスバックと共通イメージとなっており、新世代のDSモデルであることを表現する。

車台には、PSAグループのモジュラープラットフォーム「CMP」を使用した。設計段階からCO2の削減、軽量化、高剛性化、効率的な音響、ノイズと振動の軽減、レベル2以上の先進運転支援機能などを見据えている。22mにおよぶ構造用接着剤の採用により、旧プラットフォームの「PF1」比で剛性を30%引き上げた。クリップによるパーツ固定の代わりに、ビス止めの比率を10%高め、ノイズを軽減した。各素材表面のノイズリダクションコーティングによるキャビンスペースの静音化にも取り組む。

1回の充電での航続は最大430km

PSAグループの電動化戦略に沿って、DS 3クロスバックにEVを設定する。DS3クロスバックE-TENSEには、最大出力136hp、最大トルク26.5kgmを発生するモーターを搭載した。0~50km/h加速3.3秒、0~100km/h加速8.7秒の性能を発揮する。バッテリーは蓄電容量50kWhのリチウムイオンだ。1回の充電での航続は、WLTPサイクルで320km、NEDCサイクルで430kmとした。

充電は、三相型11kW充電ウォールボックスで、フル充電まで5時間だ。出力100kWの急速充電を利用すれば、バッテリーの8割の容量を30分で充電できる。新世代のヒートポンプを採用し、室内の温度調整とバッテリーの温度最適化を実現した。DSによると、20%以上のエネルギー回生が都市部走行で可能な省エネルギー性能を備えているという。また、インテリアスペースは、ガソリン/ディーゼル車と変わらない。

最新の先進運転支援システムを搭載

DS 3クロスバックE-TENSEには、最新の先進運転支援システム(ADAS)を搭載する。前走車や対向車の位置や距離を解析し、自動調光を行うのが「DS マトリクスLEDビジョン」だ。サイクリストの検知や片側の白線だけでも認識可能となり、任意のレーン位置をキープしアクティブクルーズコントロールと統合制御するレベル2相当の「DS ドライブアシスト」も採用する。視線をそらすことなく情報を読み取れるヘッドアップディスプレイ、アクティブセーフティブレーキ、アクティブブラインドスポットモニターも装備された。

「プロキシミティスマートキー」は、キーの接近を検知し、ロックとアンロックを自動で行う。キーを検知することで、ドアミラーの展開、リトラクタブルドアハンドルのポップアップ、ドアの解錠などを自動で行う装備だ。車両から離れると、自動的にドアを施錠し、リトラクタブルドアハンドルとドアミラーを格納する。

USBケーブルでの接続を必要としないワイヤレス給電の国際共通規格「Qi(チー)」を採用した。充電スポットはセンターコンソール部分にあり、対応するスマートフォンを置くだけで充電を可能にしている。

《森脇稔》

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