九州南部の鉄道、運行見合せが拡大…九州新幹線や鹿児島市電も一部ストップ 6月30日以来の大雨

九州南部に降り続く大雨の影響で、7月3日は九州新幹線にも運行見合せ区間が発生した。
九州南部に降り続く大雨の影響で、7月3日は九州新幹線にも運行見合せ区間が発生した。全 3 枚

九州南部を中心に降り続いている6月30日以来の大雨で、7月3日も熊本・宮崎・鹿児島県内の鉄道で運行見合せ区間が拡大している。

14時30分現在、JR九州では九州新幹線川内(せんだい)~鹿児島中央間で雨量が規制値を超えたため、熊本~鹿児島中央間で運行を見合わせている。

在来線では、日豊本線南宮崎~鹿児島間、肥薩線(八代~隼人)全線、吉都(きっと)線(都城~吉松)全線、指宿枕崎線(鹿児島中央~枕崎)全線、日南線(南宮崎~志布志)全線、鹿児島本線川内~鹿児島、三角(みすみ)線(宇土~三角)全線で終日の運行見合せが決定している。

なお7月4日は、鹿児島本線川内~鹿児島間、日豊本線南宮崎~西都城間、指宿枕崎線全線、日南線田吉~志布志間で始発から運行を見合わせるほか、日豊本線西都城~鹿児島間、三角線全線、肥薩線全線、吉都線全線では終日の運行見合せが決定している。とくに小林~西小林間で土砂流出が発生している吉都線では、再開までに「期間を要する見込み」とされている。

一方、熊本県の第3セクター鉄道・くま川鉄道(人吉温泉~湯前)では、6時台始発の列車から運行を見合わせている。

また、鹿児島市交通局が運営する鹿児島市電では、南鹿児島駅前付近で崖崩れが発生したため、13時15分現在、谷山~郡元間で運行を見合わせている。

内閣府の発表によると、九州南部では1時間に30mm以上の雨が断続的に降り続いており、梅雨前線の活発な活動が7月6日頃にかけて続く見込みとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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