アストンマーティン DBSスーパーレッジェーラ にオープン…グッドウッド2019で発表へ

世界で最も美しいオープンカーが目標

5.2リットルV12ツインターボは725ps

全自動のソフトトップは14~16秒で開閉

アストンマーティン DBS スーパーレッジェーラ・ヴォランテ 新型
アストンマーティン DBS スーパーレッジェーラ・ヴォランテ 新型全 12 枚

アストンマーティンは7月4日(日本時間7月4日夜)、英国で開幕する「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2019」において、『DBSスーパーレッジェーラ ヴォランテ』(DBS Superleggera Volante)を初公開すると発表した。

『DBSスーパーレッジェーラ』は、アストンマーティンとイタリアのカロッツェリアトゥーリングが共同開発した。かつて、アストンマーティンとカロッツェリアトゥーリングのコラボレーションにより、『DB4』、『DB5』、『DB6』がラインナップされてきた。

DBSスーパーレッジェーラは、カロッツェリアトゥーリングの軽量構造テクノロジーに敬意を表して開発された。アストンマーティンのスポーツカーラインナップにおいて、頂点に位置するモデルになる。

世界で最も美しいオープンカーが目標

アストンマーティンのセカンドセンチュリープラン導入後に発表された2番目のコンバーチブルモデルが、DBS スーパーレッジェーラ ヴォランテだ。アストンマーティンのマレク・ライヒマン上級副社長兼チーフクリエイティブオフィサーの主導の下、設計や開発作業が行われた。

目標は、世界で最も美しいフラッグシップのヴォランテ(オープン)モデルを開発すること。同時に、クーペが備えている力強いダイナミクス、アグレッシブなキャラクター、驚異的なパフォーマンスを受け継ぐことも、主なテーマとして掲げられた。

そのデザインは、クーペモデルのエアロダイナミクスを受け継ぎ、ボディ表面を流れるエアフローから最大の空力効果を得られるように設計された。フロントでは、リップスポイラーとエアダムが協調して働き、アンダーフロアを通過するエアフローを加速して、大きなダウンフォースを生み出すと同時に、フロントブレーキに充分な冷却エアを供給する。新しいサイドストレーキは、フロントホイールアーチからエアを排出してリフトを減少させ、高速安定性を高める。

5.2リットルV12ツインターボは725ps

DBSスーパーレッジェーラ ヴォランテには、5.2リットルV型12気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載。最大出力725ps/6500rpm、最大トルク91.8kgm/1800~5000rpmという力強いパワー&トルクを引き出す。

トランスミッションはZF製の8速ATだ。カーボンファイバーやアルミなどの素材を採用し、乾燥重量は1863kgとした。その結果、DBSスーパーレッジェーラヴォランテは、0~100km/h加速3.6秒、最高速340km/hの性能を実現している。

DBSスーパーレッジェーラ ヴォランテでは、ドライビングモードを切り替えることによって、ノイズレベルだけでなく、エモーショナルなキャラクターや特性も変化させることができる。「スポーツモード」や「スポーツプラスモード」を選択すると、エキゾーストサウンドは、さらに官能的なものになる。新設定の「クワイエットスタート」を選択すると、周囲の環境に配慮した控えめなサウンドに変化する。

全自動のソフトトップは14~16秒で開閉

ルーフには、ソフトトップを採用する。流れるようなルーフラインを生み出す。このソフトトップは、8層の断熱材と防音材を組み合わせており、トップを閉じれば高い快適性を実現する。

ソフトトップ格納時の高さは、クラストップレベルの260mmに収まる。これによって、トップ格納時でもシームレスで美しいスタイルを維持しながら、最大限のトランク容量を確保した。トップの開閉時間は、それぞれ14秒(オープン時)と16秒(クローズ時)で、車内から全自動で操作することが可能だ。さらに、リモートキーを使用すれば、車両から2m以内の範囲であれば、車外から操作することもできる。

《森脇稔》

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