愛車をシャッター付き&屋根下で保管ができ、居住スペースを併せ持つガレージハウスは、クルマ好きならあこがれるスペースではないだろうか。ところがクルマ好き以外からもガレージハウスは注目を集めている。
大切な愛車を収めて保管でき、そんな愛車を一人静かに眺め、時に仲間と集うスペースになるガレージハウス。最近ではそのスペースを他の趣味にも活用する動きが出てきているのだという。
賃貸ガレージハウスを展開するガレントが取り扱う一室に、ガレージをプライベートなゴルフ練習スペースにしている物件があるというので訪ねた。中に入ると、人工芝が張られており、ガレージであることを忘れさせる。ここまで本格的にゴルフ練習スペースに仕立てられているケースは稀だ。
水はけ用の傾斜を利用して、ホールカップも設置パターの練習などもできるようになっている。「パターの練習ってなかなかできないのですが、このカップ自体が本物と同じものを使用していますので、音も本物さながらなのです。毛足の違う人工芝もアプローチの練習などにもってこいですよ」(ガレント担当者)とのこと。
人工芝が張られた空間はもともとガレージであったことを忘れさせるかのようだ。ガレージなので、例えばこのようなものを作っても、その上にクルマを保管しておくことは可能だ。練習の時だけクルマを出して、といったカタチで活用できるのは、戸外に駐車スペースが1台分以上用意されているガレントならではかもしれない。
もちろん賃貸物件で入居する場合、このような作り付けをすると、退去時の原状復帰は必要となる。しかし、クルマと一緒に住まうガレージハウスは様々な可能性がある。皆さんならどんなことに活用されるだろうか。
ガレージハウスにあこがれる人は、もはやクルマ好きだけではないという。