BMWとダイムラー、自動運転技術の共同開発で戦略的提携を締結

BMWとダイムラー(メルセデスベンツ)の自動運転コンセプトカー
BMWとダイムラー(メルセデスベンツ)の自動運転コンセプトカー全 1 枚

BMWグループ(BMW Group)とダイムラー(Daimler)は7月4日、自動運転技術の共同開発に関して、長期的な戦略的提携を締結した、と発表した。

BMWグループとダイムラーの自動運転技術の共同開発では、第一段階として、ドライバー・アシスタント・システム、高速道路での自動運転、自動駐車機能の次世代技術の開発(それぞれSAEレベル4まで)を進める。早ければ2020年代半ばころまでに、次世代技術を広く普及させることを目指す。

BMWグループとダイムラーは、個々のパートナーの能力と経験、さらにスケーラブルアーキテクチャーの導入によって、次世代技術の開発が促進されることを見込む。シナジー効果だけでなく、新しいテクノロジーをより迅速に顧客に届け、開発サイクルの短縮化を実現することを想定している。

両社の共同開発には、レベル4に至るまでの複数の自動化段階をカバーするスケーラブルアーキテクチャーが含まれている。レベル3および4の技術は欧州や米国のほか、中国でも高速道路での自動運転が可能になる予定だ。さらに両社は、将来的に高速道路や都市部、市街地でのより高度な自動運転にも協力範囲を拡張するために、協議している。

BMWグループとダイムラーは、自動運転プラットフォームの成功に寄与する可能性のあるテクノロジー企業や自動車メーカーと、さらなるパートナーシップを模索する、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
  5. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る