メルセデスベンツのEVトラック『eアクトロス』、ドイツで実地テスト…2021年から量産へ

メルセデスベンツ eアクトロス
メルセデスベンツ eアクトロス全 3 枚

メルセデスベンツは7月8日、大型トラック『アクトロス』のEV、『eアクトロス』(Mercedes-Benz eActros)をドイツの顧客に引き渡し、実地テストを開始すると発表した。

アクトロスは、メルセデスベンツブランドの大型トラックだ。メルセデスベンツは乗用車だけでなく、商用車の分野においても、電動化を加速させている。アクトロスのEVは、eアクトロスと命名。リアアクスルのホイールハブの近くに2個のモーターを搭載しており、それぞれのモーターが、最大出力171hp、最大トルク49.5kgmを引き出す。

バッテリーは、蓄電容量240kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを2個搭載。1回の充電での航続は、最大200kmの性能を持つ。出力150kWの急速チャージャーを利用すれば、バッテリーの充電は2時間で完了する。

メルセデスベンツは、このeアクトロスをドイツの顧客に引き渡し、実地テストを開始すると発表した。eアクトロスの引き渡しを受けるのは、ドイツ・ハンブルクの食品物流大手、Nagelグループ社。同社は実際の業務として、ハンブルク中心部のスーパーマーケットなどのさまざまな顧客に、eアクトロスで冷蔵食品を届ける。メルセデスベンツは2021年からのeアクトロスの量産開始に向けて、その実用性を確認する、としている。

《森脇稔》

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