阪急電鉄(阪急)と阪神電気鉄道(阪神)は7月30日、梅田駅(大阪市北区)を10月1日に改称すると発表した。同時に阪急では河原町駅(京都市下京区)と石橋駅(大阪府池田市)を、阪神では鳴尾駅(兵庫県池田市)をそれぞれ改称する。
梅田駅は阪急神戸本線・宝塚本線・京都本線、阪神電気鉄道本線、大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)御堂筋線の列車が、河原町駅は阪急京都本線の列車が乗り入れる駅だが、地域外や外国からの利用客に対して、大阪と京都に位置するターミナル駅であることをわかりやすくするため、それぞれ「大阪梅田」「京都河原町」に改称されることになった。
両駅とも、以前から案内上、便宜的に「大阪梅田」「京都河原町」と呼ばれることがあったが、今回の改称で正式な呼称となる。
また、阪急宝塚本線と箕面(みのお)線の列車が乗り入れ、大阪大学豊中キャンパスが近い石橋駅については「同駅周辺のさらなる活性化と大阪府北部の北摂地域の価値向上を図る」として「石橋阪大前」に改称。
阪急「大阪梅田」駅の駅名標イメージ。阪神本線の駅である鳴尾駅については、2018年12月に最寄りの武庫川女子大学と包括連携協定を結んでおり、沿線の活性化を図るとして「鳴尾・武庫川女子大前」に改称される。