残り5分、アクシデントにより劇的な幕切れとなった「2018-2019 FIM世界耐久選手権最終戦“コカ・コーラ"鈴鹿8時間耐久ロードレース 第42回大会」。F.C.C. TSR Honda Franceは4位フィニッシュ、#2 Suzuki Endurance Racing Teamを抜き、世界ランキング2位でシーズンを終えた。
気温32度、路面温度は47度となり決勝がスタート。#1 F.C.C. TSR Honda Franceのジョシュ・フックが1周終えてトップに浮上。#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行、#10 Kawasaki Racing Team Suzuka 8Hのレオン・ハスラム、#33 Red Bull Hondaの高橋巧らとトップ争いを繰り広げる。
#1 F.C.C. TSR Honda Franceは、ノーミス、ノートラブルで過酷な鈴鹿8耐を走り続けるも、徐々に上位3チームと離される。一方、#2 Suzuki Endurance Racing Teamは残り6分、白煙を吹いてマシンストップ。EWCチャンピオンを目前に無念のリタイア。#1 F.C.C. TSR Honda Franceは、4位でフィニッシュ。28.5ポイントを獲得し、ノーポイントとなった#2 Suzuki Endurance Racing Teamを逆転し世界ランキング2位となった。
●ジョシュ・フックのコメント
残念ながらチャンピオンシップを獲得はできなかったが、ランキング2位となり、しっかり結果を残せたと思うよ。9月にはすぐボルドールが始まるし、そこに戻ってくることをとても楽しみにしている。我々のチームはとても強く、次のシーズンに向けても自信を持っている。
●フレディ・フォレイのコメント
我々は最善を尽くしたので後悔するものは何もないよ。ただ、シーズンを通して見ると、やはりいくつかのミスも犯している。でもその都度学び、改善し、前進してきたつもりだ。その結果が、137.5ポイントでランキング2位というものだと思う。目標がチャンピオンであることを考えると決して十分ではないけど、次の戦いに向けて再び頂点を目指すことでモチベーションも高まっているよ。
●マイク・ディ・メリオのコメント
優勝できる手応えを感じて初めて鈴鹿8耐に臨むことができた。ライバルたちはさらに強かったけど、決して負けていた訳ではないと感じていて、自分ではとても満足している。我々もチームもすでに次の戦い。2019/2020シーズンの開幕戦ボルドールに向けて進み始めている。