星空と海、「癒しの旅」に阪九フェリー新造船が進水 三菱造船

「せっつ」命名・進水式
「せっつ」命名・進水式全 3 枚

三菱重工グループの三菱造船は2日、阪九フェリー向けカーフェリーの命名・進水式を、三菱重工業下関造船所江浦工場(山口県下関市)で行なった。新造船は「せっつ」と名付けられた。

せっつは、阪九フェリー向けに2隻を受注して建造中のカーフェリーシリーズのうち1番船だ。せっつは阪九フェリーが運航するカーフェリー4隻のうち「やまと」の代替となる。今後は艤装工事を経て、2020年2月に三菱造船から阪九フェリーに引渡しされる予定。そして新門司~神戸航路に就航する。

式典では、阪九フェリーの入谷泰生会長による命名に続いて、寄港地ゆかりの女性2人=新門司港側を代表して北九州ポートアテンダントの塩田真子さん、神戸港側を代表して神戸マリンメイトの吉村桃香さんが支綱を切断、せっつは海に浮かんだ。

せっつは、長さ約195m、幅29.6m、深さ20.6m、喫水6.7m、総トン数約1万6300トン。旅客定員663人で、8.5mトラック約277台および乗用車約188台の積載能力があり、荷役設備として舷側ランプ扉2基、船尾中央ランプ扉1基を装備する。

「せっつ」命名・進水式「せっつ」命名・進水式

船のコンセプトは「星空と海をのぞむ癒しの旅」。内装は港町神戸をイメージしている。客室最上階の7階には開放感のある広い空間を設け、船内で一番大きな窓から星空と瀬戸内海が眺望できるようになる。

環境面への配慮では、船型の最適化などにより在来船と比べ約6%の省エネルギーを実現。また、2020年から全海域が対象となるSOx(硫黄酸化物)の排出規制に対応して排ガス処理装置(スクラバー)を搭載した。

「せっつ」命名・進水式「せっつ」命名・進水式

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. かつての『ハイラックスサーフ』、15年ぶりのモデルチェンジへ…トヨタが予告
  2. 今スズキの250ccスポーツが面白い!快適ツアラーな『GSX250R』に俊足エクスプレスの『ジクサーSF250 / 250』もPR
  3. 【スバル レヴォーグレイバック 新型試乗】「アウトバック」以来、30年にわたる挑戦の成果…諸星陽一
  4. 高性能電動SUV、メルセデスAMG「GLC 63 S Eパフォーマンス クーペ」発売…価格は1811万円
  5. 東京E-Prix 市街地コースは臨海都心に準備…フォーミュラE[写真32枚]
  6. ホンダ『フリード』次期型予想に注目! ボディ拡大? デザインは?…土曜ニュースランキング
  7. ダイハツ『タフト』と『コペン』の出荷停止を解除、国交省が適合性確認
  8. ドライブ中の突然の曇り問題にサヨナラ! DIYでウインドウ曇り防止 ~Weeklyメンテナンス~
  9. 三菱『エクリプス クロスPHEV』は、新しい毎日に踏み出せる「今の時代、最強の1台」だPR
  10. 日産『エルグランド』一部仕様変更、安全装備を強化
ランキングをもっと見る