【F1 ハンガリーGP】ハミルトンが2ストップ作戦を決めて逆転勝利、今季8勝目

F1ハンガリーGP
F1ハンガリーGP全 7 枚

F1第12戦ハンガリーGPの決勝レースが4日、ハンガロリンクで行われ、レース後半に2度目のタイヤ交換を行い追い上げたルイス・ハミルトン(メルセデス)が残り4周で逆転、今季8度目の優勝を飾った。

F1史上100人目のポールシッターとなったマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)はスタートを決め、3番グリッドから2位に上がったルイス・ハミルトン(メルセデス)を従えて、1度目のタイヤ交換後も抜かれることなくトップを快走した。

しかし39周目にハミルトンに追いつかれ、2台は大バトルを展開。ここはフェルスタッペンがなんとか抑えきりトップを守った。ハミルトンは攻略の手段を失い、49周目に2度目のピットストップを敢行してハードタイヤからミディアムタイヤに交換。

ピットアウト直後はフェルスタッペンと20秒以上の差があったが、ファステストラップを連発しながら一気に差を詰め、残り5周となった時点で追いついた。フェルスタッペンは40周走ったハードタイヤを履いており、抵抗するもトップを守ることは叶わず2位転落。ハミルトンが今季8勝目となるトップチェッカーを受けた。

2位に落ちたフェルスタッペンは後続が50秒以上開いていることもあり、すぐにピットインしてソフトタイヤに交換。ラスト2周で怒りのファステストラップ1分17秒103を記録。それまでハミルトンが持っていた1分18秒528を1秒以上縮め、ファステストラップの1ポイントを上乗せした。

3位は終盤のフェラーリ同士のバトルを制したセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)。シャルル・ルクレール(フェラーリ)が4位に入り、カルロス・サインツ(マクラーレン)、ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)、キミ・ライコネン(アルファロメオ)と続いた。

1周目にフロントノーズを壊したバルテリ・ボッタス(メルセデス)は最後尾まで落ちながらも追い上げて8位。トロロッソ・ホンダはアレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)が10位入賞、ダニール・クビアトは15位だった。

F1ハンガリーGP 決勝結果
1. ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2. マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
3. セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
4. シャルル・ルクレール(フェラーリ)
5. カルロス・サインツ(マクラーレン)
6. ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)
7. キミ・ライコネン(アルファロメオ)
8. バルテリ・ボッタス(メルセデス)
9. ランド・ノリス(マクラーレン)
10. アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)
11. セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
12. ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
13. ケビン・マグヌッセン(ハース)
14. ダニエル・リカルド(ルノー)
15. ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)
16. ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
17. ランス・ストロール(レーシングポイント)
18. アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
19. ロバート・クビサ(ウィリアムズ)
以上完走
--. ロマン・グロージャン(ハース)

《藤木充啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「めちゃくちゃ好きでした、さよなら」フォードGTの販売終了に対しファンからは悲しみの声
  2. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  3. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  4. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
  5. 「アルパインスタイル仙台R4」がグランドオープン、待望の仙台エリアへ出店
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る