【マツダ2 改良新型】デミオから---デザインの違いはどこに?

マツダ2
マツダ2全 30 枚

マツダ『デミオ』改め『マツダ2』(マツダツー)として新たなるスタートを切った、マツダのBセグメントコンパクトカー。そのカタログを見て、ふと気が付くことがある。クルマ単体ではなく人をからめた写真が多いのだ。

「マツダのなかでもっともリーズナブルなモデルであり、マツダ2がはじめての愛車、はじめてのマツダ車という人も多い。だから、ひととの繋がりを感じさせる写真が多いのです」とマツダ関係者は説明する。

そんなマツダ2だが、ひとまわり大きなCセグメントハッチ&セダンの『アクセラ』が『マツダ3』へと生まれ変わった状況とは異なり、車名変更はフルモデルチェンジではなくマイナーチェンジをきっかけにしたものだ。

では、今回のマイナーチェンジは従来モデルに対してどこが変更されているのだろうか? もっともわかりやすいのは、顔つきである。フロントバンパーの形状が全面的に新しくなり、『マツダ6』に近い雰囲気になった。マツダ2マツダ2

「部品でいえば、ヘッドライト、グリル、フロントバンパーが新しいデザインです。フェンダーやボンネットなどはそのままですが、大幅に変更しました」とチーフデザイナーの木元英二氏。

フロントグリルは左右に大きくなり、それに伴いシグネチャーウイング(グリルの下から左右へ伸びてヘッドライトへ向かう飾り)もより強調されたデザインへ。また、ヘッドライトも上部のラインはそのままだが下側へ広がって大きくなっている。

「バンパーはシンプルな面構成にしつつ、左右の端を立たせてワイド感を強調しています。ヘッドライトやより深みのある造形とし、グリル内はドットの集合体のようなデザインで、光の当たり方で見え方が変わるような意匠としました。」(木元氏)マツダ2マツダ2

リヤに関しては、リヤコンビランプの内部のデザインとリヤバンパーが変更を受けている。また、ホイールも仕様によっては高輝度塗装としている。

「デミオはスポーティさを強く意識したデザインですが、マツダ2はより上質な方向へと狙っています。ただ、躍動感は失っていません」(木元氏)マツダ2マツダ2

 いっぽうでインテリアに関しては、意匠の大きな違いは見当たらない。

「空間の雰囲気を新しくしました。黒や白といった王道ではなく、もう一歩踏み込んだ色表現。落ち着きのある淡い色で、クルマらしさよりも、インテリアとして心地よく感じる空間を目指しました」。空間作りをした、カラーデザイナーの吉田早織氏はそう説明する。

マツダ2のインテリアは従来からあるベーシックな「ブラック」に加え、「ブルーグレー/オフブラック」「ネイビーブルー/ブルーブラック」そして「ブラウン/ブラック」と新しい提案のインテリアコーディネートが用意されている(グレードごとに設定)。そしてそれらは、シート表皮やドアトリムだけでなくダッシュボードもそれぞれ異なる仕立てとなっていることに注目だ。

《工藤貴宏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 新タイヤメーカー「TIRE FROG」設立、第1弾「ヤンキー701」は7月7日発売
  3. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
  4. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  5. メルセデスベンツの新型高級ミニバン『VLE』、プロトタイプの写真を公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る