知られざる「タクシー行灯」のディープな世界、Webサイトで紹介

東京タクシー行灯物語 ~行灯に込められた「安全」への想い~
東京タクシー行灯物語 ~行灯に込められた「安全」への想い~全 3 枚

東京ハイヤー・タクシー協会は、ポータルサイト「T'S LIFE」にて、"東京タクシー行灯物語 ~行灯に込められた「安全」への想い~"を公開した。

タクシーのシンボルでもある行灯の正式名称は、「社名表示灯」。いまでこそ、ほとんどのタクシーの目印としてルーフトップに取り付けられている。行灯があってこそタクシーだと、多くの人が認識している。しかし1955年頃までは、タクシーの屋根には行灯が搭載されていなかった。当時の防犯意識の高まりとともに、武内工業所がタクシーの「防犯」と「視認性」を高めるために、防犯灯を兼ねた「KT式」社名表示灯(行灯)を売り出したのだ。

東京都内のタクシーでスタートした行灯はたちまち全国に普及し、1960年の法改正により防犯機能のついた行灯の設置が義務化された。KT式社名表示灯の全国的な広まりは、多くのタクシー乗務員の安全を約束し、タクシー強盗は激減。行灯は、単なる防犯機能を兼ねた社名灯ではなく、タクシー会社の名刺代わりとなり、会社ごと、地域ごと、季節ごとにと、様々な顔を持つようになる。行灯は世界各国のタクシー会社からも引き合いが増え、ワールドワイドに普及。職人のいる武内工業所ならではの製品作りが、タクシーのシンボルとしての「行灯カルチャー」へと発展していった。

記事ではそのようなタクシー行灯の成り立ちや、ほぼ手作業という製作工程、さらには全国の変わり種行灯などをディープに紹介し、今までにない内容、ボリュームとなっている。

東京タクシー行灯物語 ~行灯に込められた「安全」への想い~東京タクシー行灯物語 ~行灯に込められた「安全」への想い~

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 1回あたり300円、10分で施工できる凄技コーティング、洗車機との相性も抜群『CCウォーターゴールド』が選ばれる理由PR
  2. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  3. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  4. アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
  5. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  6. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  7. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
  8. ホンダ ヴェゼル 改良新型、純正アクセサリーで“自分らしさ”を表現する
  9. ディフェンダー 最強モデル「OCTA」、V8ツインターボ搭載…7月発表へ
  10. 中国製部品の急成長で2025年以降日本製の車載半導体は使われなくなる…名古屋大学 山本真義 教授[インタビュー]
ランキングをもっと見る