グーグル、自動運転車の走行テストを豪雨地帯で開始…センサーの性能を確認

グーグル/ウェイモの自動運転実験車
グーグル/ウェイモの自動運転実験車全 2 枚

グーグル(Google)の自動運転車開発部門のウェイモ(Waymo)は8月20日、自動運転車両の走行テストを豪雨地帯で開始した、と発表した。

ウェイモはFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)やジャガー・ランドローバーなどの自動車メーカーと協力しながら、自動運転技術を搭載した市販車の市場投入を目指している。現在、FCAのクライスラー『パシフィカ』やジャガー・ランドローバーのEV、ジャガー『I-PACE』をベースにした自動運転開発車両の走行テストを行っている。

ウェイモは今回、自動運転車両の走行テストを豪雨地帯で開始したと発表した。ウェイモは、米国フロリダ州のマイアミを、走行テストの場所に選定した。ハリケーンシーズンの夏の間、マイアミは米国で最も雨の多い都市の1つ。平均で年間およそ1600mmの雨が降り、米国内で最も激しい気象条件の地域だ。

ウェイモによると、豪雨は自動運転車のセンサーに多くのノイズを発生させる可能性があるという。また、濡れた路面では、他の道路利用者の行動も晴天時とは異なってくる。ウェイモはフロリダ州での走行テストによって、雨が自動運転車両の動きにどのように影響するかを、研究していく。

また、ウェイモは、LiDAR(ライダー)、カメラ、レーダーなどのセンサーを豪雨の中でテストし、その性能を確認する。ウェイモは、大雨での実際の運転状況のデータを収集する、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  2. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  3. 【メルセデスベンツ Eクラスオールテレイン 新型試乗】Eクラスを選ぶならこれが一番。ただしお値段は…中村孝仁
  4. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
  5. 新型フォレスター半端ないって! 純正用品で大変身、日本初披露“サンドカラー”のクロストレックが登場…東京アウトドアショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る