マルチスズキ、新型3列MPV『XL6』発表…スマートハイブリッド搭載

上級MPVらしい内外装

クラウドに接続するコネクトシステム

2020年春に施行される新排出ガス基準に適合

マルチスズキXL6
マルチスズキXL6全 13 枚

スズキのインド部門、マルチスズキは8月21日、新型車の『XL6』(Maruti Suzuki XL6)を発表した。

XL6は、プレミアムな3列シートMPVとして、マルチスズキが開発した新型車だ。マルチスズキのMPVには、『エルティガ』が用意されているが、XL6はエルティガの上級モデルに位置付けられる。乗車定員は6名だ。

上級MPVらしい内外装

外観は、フロントにシグネチャークアッドのLEDヘッドランプを装備する。フロントグリルは大胆なクロスバーを配し、メッキを強調したデザインとした。隆起したボンネットフードが力強さを表現する。LEDのデイタイムランニングライトが装備されている。ブラックのアルミホイール、ルーフレール、サイドクラッディングパネルも採用された。テールランプはLEDライトガイド付きだ。ボディサイズは、全長4445mm、全幅1775mm、全高1700mm、ホイールベース2740mm。

インテリアはブラック基調で、プレミアムストーンフィニッシュとキャビン全体に広がるシルバーアクセントが特長だ。スリム&ワイドなインストルメントパネルを採用する。革巻きのフラットボトムステアリングホイールには、簡単にアクセスできるコントロールスイッチとクルーズコントロールスイッチが付く。カップホルダー、オーバーヘッドコンソール、各シートのアクセサリソケット、後席用エアコンなどを装備する。マルチスズキXL6マルチスズキXL6

クラウドに接続するコネクトシステム

シートはレザー製で、2列目にキャプテンシートを採用した。3列目シートにも、リクライニング機能を装備した。3列目シートの乗員は、2列目シートのワンタッチリクライニング&スライド機構によって、乗降性を高めている。荷室容量は209リットル。2列目シートと3列目シートを折り畳むと、最大で692リットルに拡大する。

クラウドに接続するコネクテッドインフォテインメントシステムを導入する。カスタマイズ可能な17.8cmの「スマートプレイスタジオ」タッチスクリーンには、燃費などの重要な車両情報を表示する。シームレスなスマートフォン接続も可能にした。マルチスズキXL6マルチスズキXL6

2020年春に施行される新排出ガス基準に適合

パワートレインには、リチウムイオンバッテリー搭載の「プログレッシブ・スマートハイブリッド」テクノロジーを備えたK15型1.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンを積む。最大出力は105hp/6000rpm、最大トルクは14kgm/4400rpmを引き出す。トランスミッションは、5速MTと4速ATを設定した。インドでは2020年4月、新たな排出ガス基準のBS6が施行される予定だ。BS6は、欧州のユーロ5に相当する新基準で、排ガス中の窒素酸化物(NOx)を、およそ25%削減することが求められる。XL6は、このBS6に適合している。

XL6には、第5世代の「HEARTECT」プラットフォームを採用する。先進運転支援システム(ADAS)として、速度警告アラート、リバースパーキングセンサーを装備する。AT車には、ヒルホールドアシストが搭載された。

なお、XL6は、マルチスズキのインド国内の高級販売チャンネル、「NEXA」が取り扱う。NEXAは従来マルチスズキになかった高級ショールームとして、2015年7月に立ち上げられた。現在、NEXAのディーラーネットワークは、インド206都市363店舗に拡大する。NEXAでは、『Sクロス』、『バレーノ』、『イグニス』、『シアズ』を販売している『Sクロス』、『バレーノ』、『イグニス』、『シアズ』を販売している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 【マツダ MX-30 ロータリーEV 新型試乗】走行レンジは900km!他のモデルでは叶えられない「面白い選択肢」…河村康彦
  2. 「アルファード」フォロワー続々! 北京モーターショーで見た「衝撃の高級ミニバン」10選
  3. ルノーが小型SUV『シンビオズ』発表…「E-TECHハイブリッド」搭載
  4. 初の電動化、6気筒エンジン復活など話題満載!ポルシェ『911』最新世代「6モデル」を一挙スクープ
  5. 総合商社恐るべし!? 伊藤忠がビッグモーター新会社へ社長・幹部ら50人超派遣[新聞ウォッチ]
  6. ホンダ『レブル250』ベースの新型コンプリート車発売!…4月の二輪車記事まとめ
  7. B-SUV市場で勝つための変身…シトロエン『C3エアクロス』[詳細画像]
  8. 世界最高峰の装甲性能、新型SUV『アーセナル』間もなく発表へ…ティザー
  9. 選ぶのはどっち?『単筒式 vs 複筒式』サスペンションの内部構造を比較する~カスタムHOW TO~
  10. 熱き昭和のホンダ車が集結…第3回ホンダクラシックミーティング
ランキングをもっと見る