BMW 8シリーズ 新型に4ドア、「グランクーペ」…9月に欧州発売へ

M850iには530hpツインターボ搭載

全長5082mmの大型4ドアクーペボディ

BMW オペレーティングシステム 7.0

BMW 8シリーズ・グランクーペ
BMW 8シリーズ・グランクーペ全 27 枚

BMWは8月23日、『8シリーズ・グランクーペ』(BMW 8 Series Gran Coupe)を、9月に欧州で発売すると発表した。

画像:BMW 8シリーズ・グランクーペ

8シリーズ・グランクーペは、『4シリーズ・グランクーペ』、『6シリーズ・グランクーペ』に続くBMWの第3のグランクーペだ。4ドアクーペボディが特長になる。また、8シリーズ グランクーペは、新型『8シリーズ』の派生モデルに位置付けられる。2ドアクーペ、カブリオレ、4ドアクーペと、新型8シリーズのラインナップが拡大した。8シリーズに4ドアクーペが設定されるのは、初めてとなる。

M850iには530hpツインターボ搭載

トップグレードの「M850i xDrive グランクーペ」には、新開発の直噴4.4リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。Mパフォーマンスのツインパワーターボテクノロジーを導入しており、力強い出力特性を実現する。ターボチャージャー、直噴システム、熱シールドおよび冷却システム、イグニッション、エンジンエレクトロニクスなど、各所に改良が施された。フラップ制御式スポーツエキゾーストシステムが、官能的なサウンドを発するという。

この新エンジンは、重量を変えることなく、先代エンジンと比べ出力を68hp向上させ、最大出力530hp/5500~6000rpmを獲得する。最大トルクは76.5kgm/1800~4600rpmで、幅広い回転域で最大トルクを得られる特性とした。0~100km/h加速は3.9秒、最高速は250km/h(リミッター作動)の性能を備えている。

改良された8速スポーツAT「ステップトロニック」は、ギア比の幅を拡張するとともに、制御システムを最適化した。これにより、走行状況に応じたシフトタイミングがより正確かつ俊敏になり、効率性や快適性が向上しているという。さらに、マニュアル操作によるシフトチェンジ用に、ステアリングホイールにはパドルスイッチが標準装備されている。BMW 8シリーズ・グランクーペBMW 8シリーズ・グランクーペ

また、前後の駆動トルクを素早く正確に、かつ無段階に可変配分するBMWのインテリジェント4輪駆動システム「BMW xDrive」も大幅に改良した。後輪駆動を重視して調整された駆動力配分とし、ダイナミックな走行状況下でも最適なトラクションと走行安定性を追求する。さらに、リアアクスルに電子制御式ディファレンシャルロックを標準装備した。電気的なロック作用により、コーナーの内側と外側のリアホイールの差動を制限することで、とくにコーナーから脱出するときのダイナミックな加速を可能にしている。

全長5082mmの大型4ドアクーペボディ

8シリーズ グランクーペは、BMWの最新デザイン言語を導入しつつ、優雅な4ドアクーペをデザインすることに重点が置かれた。8シリーズ グランクーペのボディサイズは、全長5082mm、全幅1932mm、全高1407mm、ホイールベース3023mmと大型だ。新型8シリーズの2ドアクーペに対して231mm長く、30mmワイド、61mm背が高い。ホイールベースは201mm長い。

ホイールベースの延長分は、室内空間の拡大に充当された。とくに、後席足元のスペースと、ショルダールームが広がった。大きなドア開口部により、乗降性にも配慮する。またすべての座席で、新型8シリーズで最大の頭上空間を備えている。スポーツシートと「Vernasca」レザートリム、アンビエント照明、インストルメントパネルとドア部分のフルレザートリムが採用される。BMW 8シリーズ・グランクーペBMW 8シリーズ・グランクーペ

BMW オペレーティングシステム 7.0

8シリーズ グランクーペには、「BMW オペレーティングシステム 7.0」を導入した。これは、ドライバーに必要な情報を適切なタイミングで伝えることをコンセプトにした表示&操作システムだ。10.25インチのコントロールディスプレイと、12.3インチのフルデジタルメーターパネルを、それぞれカスタマイズすることを可能にしている。

コントロールディスプレイは、タッチ操作に対応して、より使いすく最適化されたメニュー表示により、さまざまな機能や設定にアクセスしやすくした。状況に応じて変化するコンテンツも装備されており、スポーツ走行時などに、コーナリングの際の横方向加速力を表示させることも可能だ。ステアリングホイールのボタン、センターコンソールの「iDrive」コントローラー、タッチ操作に対応したディスプレイ、音声コントロールやジェスチャーコントロールを採用する。ドライバーが最も操作しやすい方法で、必要な情報や設定にストレスなくアクセスできることを目指した。

12.3インチのディスプレイを備えたフルデジタルメーターパネルは、速度と回転数を表示する左右のメーターの間のディスプレイ中央に、ナビゲーションマップの一部などを表示することができる。改良されたヘッドアップディスプレイは、より視認性が向上し、ドライバーは運転に集中しながら、必要な情報を受け取ることを可能にしている。
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《森脇稔》

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