オーストラリア大陸ソーラーカーレース、国内4チームが集結…経済をも動かす3000kmの戦い

ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ国内出場チーム走行会(オーストラリア大使館 2019年8月27日)
ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ国内出場チーム走行会(オーストラリア大使館 2019年8月27日)全 13 枚

オーストラリア最北の街、ダーウィン。そのダーウィンから南へ3000km、南端の州都アデレードへ。豪州の公道を5日間かけて無燃料で駆けるソーラーカーレースがいよいよ始まる。

2019 ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ(BWSC)。10月の本番を前に、国内出場チームがオーストラリア大使館に集結。会場には、オーストラリアのリチャード・コート駐日大使、ブリヂストンの津谷正明代表執行役兼取締役会長らが登壇。工学院大学、東海大学、名古屋工業大学、呉港高等学校の国内4チームを激励した。

国内4チームの前に立ち、ブリヂストン津谷会長は「この4チームがブリヂストンの先進的・革新的なタイヤ『エコピア with ologic』で走ることをとてもうれしく思う」と伝え、こう語った。

「モビリティ領域でのイノベーションのひとつは、より少ない資源でより長い距離を移動すること。これはブリヂストンがワールドソーラーチャレンジのサポートに注力している理由のひとつ」

「ブリヂストンワールドソーラーチャレンジのテーマは、『Dream Bigger, Go Farther』。これは、オリンピック・パラリンピックにむけたブリヂストンのキーメッセージ『Chase Your Dream』と重なるもの。自分自身を信じて、自分の夢を追いかけて、前進してほしい。ゴールのアデレードで待っている。みんなの幸運を祈っている」(津谷会長)

また、オーストラリア リチャード・コート駐日大使は、「技術と忍耐力の療法で試練に挑む4チームのみんなは、太陽光発電や電気自動車の開発に長らく挑み、オーストラリアでの持続性のある輸送機関の実現や、観光発展に貢献してくれている。ほんとうにすばらしい」と語る。

「オーストラリア連邦科学産業機関では、スマートグリッド技術の革新に取り組み、今回のワールドソーラーチャレンジの成果を注視している。この技術は、需要の変化に対応した電力を供給するうえで、社会の至急課題でもある」

「ブリヂストンワールドソーラーチャレンジは、南オーストラリア州や北部準州をはじめとするオーストラリア経済の成長に、大きな役割を果たしている。すべての参加者、すべてのチーム、すべての関係者の、最高の活躍を心より願っている」(リチャード・コート駐日大使)

オーストラリアの経済も動かすソーラーカーレースが、ことしもいよいよ始まる。国内4チームは、南半球の大陸で、どんなパフォーマンスをみせてくれるか。競技用車両はすでにオーストラリアに上陸し、最終調整段階に入っているはず。

《レスポンス編集部》

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