F2ベルギー戦で多重事故発生…アントワーヌ・ユベール選手が亡くなる

今季のF2第5大会フランス、レース2で優勝したユベール選手。
今季のF2第5大会フランス、レース2で優勝したユベール選手。全 6 枚

現地8月31日、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで実施されたFIA-F2選手権第9大会の「レース1 決勝」で多重事故が発生、22歳のアントワーヌ・ユベール選手が亡くなった。

F1との併催を基本とし、F1へと登り詰める道の最終関門としても知られるF2(2016年までのGP2)。そこで、悲しい出来事が起きてしまった。F1ベルギーGP併催で実施されている今季のF2第9大会、そのレース1の2周目に多重事故が発生し、アントワーヌ・ユベール選手が亡くなることに(レースは事故直後に中断、再開されず)。

アントワーヌ・ユベール選手はフランス籍の若手有望株のひとりだった(Anthoine Hubert/ファーストネームはアンソニーやアントニー、ファミリーネームはフバールやヒューバートなどと表記される場合もある)。1996年9月22日生まれ、享年22。BWTアーデンというチームで今季のF2を戦い、モナコとフランス(ポールリカール)のレース2でそれぞれ優勝、今大会を前にしたドライバーズランキングでは8位と、日本の松下信治の次位につけていた。

また、この多重事故によりリエージュの病院に運ばれたドライバーには、ユベール選手の他にファン・マヌエル・コレア選手(ザウバー・ジュニアチーム by チャロウズ)がおり、コレア選手の容態についてFIAとF2の両オフィシャルサイトは「安定した状態」にあると速報している。ただ、脚を骨折しているとの情報もあり、引き続き心配されるところだ。彼の早期かつ完全な回復を祈りたい。

ユベール選手の訃報に際しては、多くのF1ドライバーや関係者からもその死を悼む声が続々とあがっている。

《遠藤俊幸》

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