【ホンダ N-WGN 新型試乗】鮮やかな気配りっぷり!テレスコ装備も大歓迎…岩貞るみこ

ホンダ N-WGN (エヌワゴン)新型
ホンダ N-WGN (エヌワゴン)新型全 8 枚

買い物カゴが横向きにふたつ載せられる

各スーパーの買い物カゴは、それぞれ微妙にサイズが違う。では質問。一番大きいカゴは、どこの?

【画像全8枚】

答えは、AEON(イオン)らしい。

教えてくれたのは、『N-WGN』のパッケージデザイナー氏だ。デザイナー氏は、ほぼすべての持ち帰り用買い物カゴを自腹で買い求め(経費で落とそう!)、サイズを調べたらしい。

軽自動車はクルマだけれど、同時に道具でもある。使う人の立場にそったシナリオ設定は重要で、週末まとめ買いのシナリオを想定したとき、「持ち帰り用の買い物カゴが横向きに二つ載せられる」かどうかは重要なポイントなのである。

表情まで見えるほどユーザーに寄り添った設計

二段式になった使い勝手の良い荷室。買い物カゴを横にふたる載せることも二段式になった使い勝手の良い荷室。買い物カゴを横にふたる載せることも
二段式になった荷室は、上段の高さが、レジからクルマまで買い物カゴを運ぶゴロゴロカートの高さと同じに設定するという気配りっぷり。このほかにも、N-WGNに乗る人のさまざまなシナリオを具体的に想定して、使う人の動作はもちろん、顔の表情まで見えるほどユーザー側に寄り添って設計している。

どうしてこれが他の車種でできないのかホンダ! と思うほど、鮮やかな仕上がりである。

細かいケチをつけるとすれば、荷室の床板が開いたままにできず使いにくいのだが、「床板をあけっぱなしで走行しないように」の安全のためらしい。安全という言葉に過敏なほど反応する私としては、仕方ない、許そう。

チルト&テレスコピックは大歓迎

軽自動車としては珍しいステアリングチルト&テレスコピックを装備軽自動車としては珍しいステアリングチルト&テレスコピックを装備
今回の特筆事項は、ハンドルにチルト(上下調整)とテレスコピック(前後調整)がついたことだ。現在販売されている軽自動車は、メーカー問わず全車的にハンドルが遠い。前に伸ばせるテレスコピックは大歓迎だ。

厳しいことを言うと、私のドラポジでは、あと1cm、手前に伸びてくれるといいなと思うのだが、それでも、ほかの軽自動車に比べると圧倒的に適切なドラポジがとれる。価格をできるだけ低く抑えたいはずの軽自動車ながら、この問題に真摯に向き合ってくれて感謝である。

なお、走りはノーマルエンジンがふんわりとしたやわらかな乗り心地、ターボのカスタム仕様は、かっちりとシャープな乗り心地とぜんぜん違う。ここは、エンジンパワーだけでなく、使う用途に応じて選んでいただきたい。

それから、一番気に入ったのはブレーキのタッチ感。車速がゼロになるまで、しなやかに踏める。とても気持ちいいです。

ホンダ N-WGN (エヌワゴン)新型ホンダ N-WGN (エヌワゴン)新型

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★★

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家
イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。主にコンパクトカーを中心に取材するほか、ノンフィクション作家として子どもたちに命の尊さを伝える活動を行っている。レスポンスでは、アラフィー女性ユーザー視点でのインプレを執筆。コラム『岩貞るみこの人道車医』を連載中。

《岩貞るみこ》

岩貞るみこ

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家 イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。レスポンスでは、女性ユーザーの本音で語るインプレを執筆するほか、コラム『岩貞るみこの人道車医』を連載中。著書に「未来のクルマができるまで 世界初、水素で走る燃料電池自動車 MIRAI」「ハチ公物語」「命をつなげ!ドクターヘリ」ほか多数。2024年6月に最新刊「こちら、沖縄美ら海水族館 動物健康管理室。」を上梓(すべて講談社)。

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