【SUPER GT】2019年終盤~2020年に関して、坂東GTA代表から情報いくつか…DTM最終戦への遠征予定メンバーが明らかに

GTAの坂東代表(オートポリス戦での定例会見)。
GTAの坂東代表(オートポリス戦での定例会見)。全 5 枚

8日、SUPER GT第6戦オートポリスにおけるシリーズ運営団体「GTA」の定例会見で、今年終盤と来年に関しての情報が坂東正明GTA代表からいくつかもたらされた(既報含む)。

まず今年11月23~24日にはGT500クラスとDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)との特別交流戦(シリーズ外)が富士スピードウェイでついに実現する。その際の参戦台数だが、GT500はシリーズ戦参戦の全15台、そしてDTM側は8月時点の情報である「6~10台」で調整中、近日中に決定を見るそうだ。

また、サポートレースとして行なわれるGT300クラスのスプリント戦(auto sport Web Sprint Cup)の参戦台数については、「現状で10台くらい。15台を目指している」とのこと。

そしてその前には10月4~6日の2019年DTM最終戦(ドイツ・ホッケンハイム、2レース制)にGT500マシン3台(各社1台)が出走という話題もあるが、既にトヨタ(レクサス)と日産のマシンは船便で渡欧済み、あとはホンダが空輸される予定だという。

注目のDTM最終戦出走予定ドライバーは、レクサスが37号車TOM’Sチームの平川亮とニック・キャシディ、日産が23号車NISMOチーム(ホッケンハイムでの車番は35)の松田次生とロニー・クインタレッリ、そしてホンダが1号車チーム国光のジェンソン・バトンだと坂東代表は明かした。すべてGT500のチャンピオンドライバーたちが参戦することになる(バトンはF1チャンピオンでもある)。

DTMはシングルドライバー戦なので、コンビで遠征するレクサスと日産は2レース制の1レースずつを各選手が担当するのだろう。ホンダ1号車の山本尚貴が遠征予定メンバーに入っていないが、彼には翌週(10月11~13日)のF1日本GP(鈴鹿)で金曜フリー走行に出走するのではないかという噂がある。その準備等のためもあって、DTM遠征予定メンバーには彼の名が入っていない、という可能性は充分に考えられるところだ。

続いて来季に関して。2020年はタイとマレーシアで海外大会が2戦というシリーズ戦のカレンダー構成になる予定だが、この日程に関しての言及があった。決勝が土曜のナイトレースになるマレーシア戦は7月17~18日、そしてその前に入る見込みのタイ戦が7月4~5日という方向で調整が進んでいるという。

2020年は3年に一度を原則とするGT500クラス参戦車両の切りかえ年。今回の切りかえにおいてはDTMとの技術規定統合がいよいよ最終合致段階を迎え、「クラス1」と呼ばれる規定に基づいての新GT500車両登場となるのだが、来週、9月11日には鈴鹿サーキットでトヨタ、ホンダ、日産の各2020年GT500参戦マシンのお披露目が実施される。

その車両名について、坂東代表は「GRスープラ、NSX、そしてGT-R」と語った。NSXに関しては諸事情鑑みた場合、クラス1規定遵守となれば(GT500マシンの)FR化も予想されるが、これは11日のお披露目が待たれるところだ(トヨタ陣営は現在レクサスLC500で参戦しているが、来季からはGRスープラで参戦することを発表済み)。

2019年終盤~2020年と、いつも以上に話題豊富なSUPER GTの周辺。今後の展開も引き続き注目される。

《遠藤俊幸》

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