三菱 ASX に2020年モデル、表情一新…欧州で発売

新ダイナミックシールド採用

ナビはスマホ経由でネット接続

2.0リットル直列4気筒ガソリン「MIVEC」新搭載

三菱 ASX (RVR)の2020年モデル
三菱 ASX (RVR)の2020年モデル全 14 枚

三菱自動車(Mitsubishi Motors)の欧州部門は9月6日、コンパクトSUVの『ASX』(日本名:『RVR』に相当)の2020年モデルを欧州市場で発売した。

ASXは2009年の発売以来、北米、欧州、オーストラリア、中国など約90か国で累計130万台以上を販売してきた。現行の三菱自動車のラインナップでは、3番目に販売台数の多い世界戦略車だ。

ASXは日常生活からレジャーまで幅広い用途に応える都市型コンパクトSUVだ。軽量でコンパクトなボディとSUVならではの見晴らしの良いアイポイントなどにより、取り回しが良く運転しやすい特長を備える。2020年モデルでは、大幅な改良を実施した。

新ダイナミックシールド採用

三菱自動車のブランドメッセージである「Drive your Ambition」を具現化するデザイン理念、「Robust & Ingenious」に基づき、外観のデザインを大幅に変更している。エクステリアのデザインコンセプトは、「Impact and Impulse」だ。三菱自動車によると、タフさに加えて、洗練された独創的なデザインにより強いインパクトを与え、新しい何かにチャレンジしたいドライバーの衝動を掻き立てるデザインを目指したという。三菱 ASX (RVR)の2020年モデル三菱 ASX (RVR)の2020年モデル

フロントは、「ダイナミックシールド」のデザインコンセプトを進化させた。具体的には、左右から中央に向かって包み込むバンパーのプロテクト形状とフロントグリル部を、水平・垂直基調のスクエアなラインで構成する。バンパー下部をスキッドプレート形状とすることで、力強さや堅牢さを表現した。また、フードに厚みを持たせたことにより、存在感を高めたフロントフェイスを狙う。

LEDを多用したフロントのランプデザインでは、ウインカーとフォグランプをバンパーサイドに配置した。この特長的なランプレイアウトにより、三菱らしい独自性を演出する。

リアは、ウインカー以外のコンビネーションランプをLEDとし、車幅いっぱいに広がる水平基調の特徴的でシャープなテールランプとすることで、ワイド感を強調した。また、バンパー下部をスキッドプレート形状として、さらなる力強さを表現している。

ボディカラーには、鮮やかさと深い輝きを併せ持つレッドダイヤモンド、スポーティでエネルギッシュなサンシャインオレンジ、また上質でシックな印象のオークブラウンを新たに設定している。三菱 ASX (RVR)の2020年モデル三菱 ASX (RVR)の2020年モデル

ナビはスマホ経由でネット接続

インテリアは、最新の車載コネクティビティを採用する。スマートフォン連携ディスプレイオーディオの「SDA」を改良し、ディスプレイサイズを、従来の7インチから8インチに大型化した。また、USBメモリーに保存されている動画を、車両停止時に限って、SDA画面上で視聴できるようにした。

上級グレードには、オランダのTom Tom製のナビゲーションシステムを採用した。スマートフォンを介してインターネットに接続することで、リアルタイム交通情報を利用することが可能になった。

また、車速やオドメーター、各種警告灯などの車両情報を活用したアプリを提供することができるように。これにより将来的には、例えば燃料の残量に応じた最適なガソリンスタンドのナビゲーション、最適なメンテナンスの提案などが可能になる。これらの車両情報を活用したアプリを随時配信していく。

2.0リットル直列4気筒ガソリン「MIVEC」新搭載

パワートレインは新たに欧州向けとして、2.0リットル直列4気筒ガソリン「MIVEC」エンジンを搭載した。最大出力は150hpを発生する。トランスミッションは5速MT、または6速スポーツモード付CVTを組み合わせる。駆動方式は、2WDと4WDを設定し、動力性能と環境性能をバランスさせた。

また、2020年モデルには、最新の先進運転支援システム(ADAS)を導入した。衝突被害軽減ブレーキシステムの「FCM」などの予防安全機能や、衝突安全強化ボディ「RISE」などを採用している。
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《森脇稔》

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