参戦準備進めるアロンソ、トヨタ・ハイラックスでの初実戦も経験…ダカールラリー2020

リヒテンバーグ400に出場したアロンソ(#331 ハイラックス)。
リヒテンバーグ400に出場したアロンソ(#331 ハイラックス)。全 7 枚

1月にサウジアラビアで開催される予定のダカールラリー2020年大会出場に向けて準備を進めている、元F1王者のフェルナンド・アロンソ。9月13~14日にはトヨタ・ハイラックスによる初のラリーレイド実戦出場も果たし、貴重な経験を積んだ。

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アロンソとトヨタGAZOOレーシング(TGR)は今年8月、ダカールラリー2020年大会へのアロンソの出場を目指して「ともに準備開始」と発表。その後、アロンソはナミビアやポーランドでテストをこなし、9月13~14日には南アフリカ・クロスカントリーシリーズ第5戦「リヒテンバーグ400」に出場した(当初は「ハリスミス400ラリー」として開催される予定だったが、開催地周辺の気象条件などによりリヒテンバーグに場所を移しての開催になった模様)。

TGRのトヨタ・ハイラックスで臨む実戦は今回が初のアロンソ。転倒等によりフロントガラス破損連発という試練にも遭遇しつつ、総合16位でリヒテンバーグ400をフィニッシュした。

フェルナンド・アロンソのコメント
「クルマに乗るたびに、常に何かを学び、どんどんハイラックスに馴染んでいるよ。残念ながら今日(ラリー本戦の14日)は我々にとって厳しい一日となってしまったけどね。午前中、我々は転倒でフロントガラスを破損した。視界が悪化してしまったので、フロントガラスを取り払うことにしたよ。その後の走行はゴーグルをして、他の車両が巻き上げる砂埃のなかを走ることになった」

「(フロントガラス修復後の)午後のループセクションでは主催者が先頭でのスタートを許可してくれたので、クリアな視界で走行することができた。ただ、数km走行したところで、フロントガラスに鳥が衝突して再び破損してしまった。その後は200km近くの間、片手でフロントガラスを押さえ、もう片方の手でステアリングを握っての走行を強いられたよ」

「最高の一日だったとは言えないけれど、ハイラックスで長い距離を走破でき、今後の重要なレースへ向けて良い経験を積むことができた」

今後アロンソは、ダカールの前哨戦的位置付けともされる「ラリーモロッコ」(10月)にも参戦する予定だが、そのアロンソのコ・ドライバー(ナビゲーター)としてリヒテンバーグ400参戦前のテストから行動をともにしているのがマルク・コマである。コマはダカールラリーの2輪部門で5回の総合優勝を誇る人物で、アロンソと同じくスペインの英雄。ダカールラリー2020年大会に向けて、実に話題性に富んだ“新挑戦コンビ”が誕生したといえよう。

コマはリヒテンバーグ400を戦い終えて、「多くのトラブル(アクシデント)に直面したにもかかわらず、長い距離を走れたことは貴重な体験だった。この経験のすべてが我々の糧になるはずだ」とコメント。チーム代表のグリン・ホールは「この週末、我々はフェルナンドのスピードと、マルクのコ・ドライバーとしての能力の高さを確かに証明できました。様々なことが起こった週末でもありましたが、彼らにとってかけがえのない経験を積むことができたでしょう」と語っている。

ダカールラリー2020年大会は1月に新たな舞台である中東サウジアラビアで開催される予定。このところのサウジ情勢の影響が懸念されるところでもあるが、アロンソとコマの準備は着々と進んでいる。

《遠藤俊幸》

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