アウディ A5カブリオレ 改良新型、マイルドハイブリッド採用…フランクフルトモーターショー2019で発表

新デザインのシングルフレームグリル

スマホ感覚で操作できる最新MMIタッチディスプレイ

マイルドハイブリッドは12ボルト仕様

アウディA5カブリオレ 改良新型(フランクフルトモーターショー2019)
アウディA5カブリオレ 改良新型(フランクフルトモーターショー2019)全 16 枚

アウディは、フランクフルトモーターショー2019(Frankfurt Motor Show)において、改良新型『A5カブリオレ』(Audi A5 Cabriolet)を初公開した。

現行A5カブリオレは2016年秋、欧州で発表された。現行A5カブリオレでは、ボディに複合素材を使用し、剛性を追求した。アウディによると、ねじり剛性は先代比で4割向上しており、クラス最高のボディ剛性を実現しているという。

さらに現行型では、軽量さも追求されており、先代比で最大40kg軽量化した。この現行A5カブリオレがデビューから3年を経て、初の大幅改良を実施した。フランクフルトモーターショー2019では、改良新型がワールドプレミアされている。

新デザインのシングルフレームグリル

改良新型には、新デザインのフロントグリルを採用した。ハニカムグリルを備えたシングルフレームグリルは、従来よりもワイドかつフラットになった。グリルの上にある換気スリットは、1984年の『スポーツクワトロ』をモチーフにした。バンパーの下部には、大型のエアインテークを備えたブレードが付く。リアは、台形のテールパイプを備えたディフューザーインサートにより、ワイドに見せる変更を施した。アウディA5カブリオレ 改良新型アウディA5カブリオレ 改良新型

改良新型には、最新のLEDヘッドライトを標準装備する。オプションで、ダイナミックターンシグナルを備えたLEDリアライト付きのマトリックスLEDヘッドライトを用意した。外装をスポーティに仕立てる「アドバンスドライン」と「Sライン」も選択できる。ボディカラーは、新色のシェードディストリクトグリーンなど、12色を設定している。

ルーフは、引き続きソフトトップだ。ワンタッチでソフトトップが開閉できる機能が採用された。これにより、完全自動のソフトトップは約15秒で開き、約18秒で閉じられる。走行中でも、50km/h以下なら、ソフトトップの開閉が可能。安全面では、万一の横転事故に備えて、頭から胸部を保護するサイドエアバッグや、自動的にポップアップするアルミ製ロールオーバーバーが採用されている。トランク容量は370リットルだ。 分割式の後席背もたれを倒せば、容量が拡大できる。

スマホ感覚で操作できる最新MMIタッチディスプレイ

改良新型のインテリアは、ダッシュボードの中央に、ドライバーに向かってわずかに傾斜した大型のMMI(マルチ・メディア・インターフェース)タッチディスプレイを配置した。アウディA5カブリオレ 改良新型アウディA5カブリオレ 改良新型

新しいMMIシステムは、最新のスマートフォンと同様のユーザーエクスペリエンスを可能にする。センターコンソールには、従来のロータリーボタン式コントローラーに代えて、音響フィードバック付きのMMIタッチディスプレイを装備した。10.1インチのグラフィックメニューにより、使いやすさを追求する。MMI検索はフリーテキスト入力に基づいており、素早い検索を可能にした。最新の音声認識技術も導入されており、日常会話で使用される言葉の多くを理解する。

マイルドハイブリッドは12ボルト仕様

パワートレインでは、12ボルトのマイルドハイブリッドシステムを複数のグレードに組み合わせた。12Vのマイルドハイブリッドは、12ボルトの電源システム、BAS(ベルト駆動式オルタネーター・スターター)、蓄電容量10Ahの小型リチウムイオンバッテリーを組み合わせた。

55~160km/hで走行中、アクセルオフでエンジンを休止させ、惰性走行して燃費を稼ぐ。エンジンのスタート/ストップ機能も、幅広い走行条件で作動する。減速時には、BASが最大5kWのエネルギーを回生する。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  3. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. BMW『5シリーズ』の本質を表現した「540i xDriveレガシィエディション」カナダ限定で登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る