シェフラー、初の内製電動ドライブを発表…フランクフルトモーターショー2019

シェフラーブース(フランクフルトモーターショー2019)
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ドイツに本拠を置く自動車部品サプライヤーとしては、昨年の売上高でみると142億ユーロとボッシュ、コンチネンタル、ZFを追う形のシェフラー(ZFの2018年の売り上げは約370億ユーロ)。もともとはベアリング製造から出発した同社も、昨今ではクラッチなど駆動系システムを供給している。

シェフラーも、フランクフルトモーターショー2019においては、二酸化炭素排出量の削減に向けた電動化のソリューションを中心に展示を行っている。その取り組みの大きなステップとして、同社で初めて内製化に成功した電動モーターのワールドプレミアが行われた。

ブースには、48V、400Vおよび800V、3種類のモーターが展示されている。このうち、電気自動車(EV)に使用される800Vのユニットは、2021年に「欧州の大手自動車メーカー」が発売する複数のモデルに搭載されることが決まっているそうだ。また、マイルドハイブリッド用の48Vユニットは2022年に、「Dedicated Hybrid Transmission(DHT = ハイブリッド専用トランスミッション)」と呼ぶ400Vのユニットは2023年にそれぞれ量産が開始される計画である。

シェフラーは昨年末、フランクフルト近郊のElmotec Statomat社を買収し、ステータの開発・製造ノウハウを手に入れた。その結果、こうした幅広い電動化ソリューションを、全て内製することが可能となったのである。なお、これらの電動ユニットに使用されているベアリング類の個別展示が行われているところはシェフラーらしいブースと言える。

フランクフルトモーターショー2019において、同社が掲げるテーマは「Making Mobility Sustainable and Autonomous (= 環境に優しく自律走行可能なモビリティ)」と、例にもれず電動化と自動運転を柱に据えている。その自動運転に関しては、未来の都市内交通コンセプトとして自律走行型の「シェフラームーバー」の提案が行われたが、あくまで今回の主役は間もなく量産が開始される電動ユニットであるという印象が強かった。

《石川徹》

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