STIギャラリー全館リニューアルオープン…ゆったりくつろげるスペースを拡充

STIギャラリー全館リニューアルオープン
STIギャラリー全館リニューアルオープン全 25 枚

20日、スバルテクニカインターナショナル(STI)は、東京都三鷹市の「STIギャラリー」の東側のリニューアルを完成させ、全館リニューアルオープンすると発表した。オープンは9月21日から。

STIギャラリーは、ファンとのきずなを深めるコミュニティスペースとして、2019年1月に大規模なリニューアルを行った。当時から、乗車可能な展示、ニュルブルクリンク24時間レースのクラス優勝トロフィとの記念撮影、多数の歴代実戦車展示、メッセージが自由に書き込める柱「きずなの柱」、歴代競技車のミニカー展示、グッズ販売、車両相談など、見て楽しむだけでないファン目線、オーナー目線の場所として注目を集めた。ネットで調べて、アジア、欧米、アフリカなどからもファンが訪れる「聖地」ともなっていた。

しかし、このときのリニューアルはギャラリーフロアの半分ほどで、東側のスペースの改修はされなかった。今回、ようやく残りのスペースのリニューアルが終わり、晴れて全館のオープンとなった。

新たに追加された展示・施設は次の通り。

1:STI黎明期と同社初代社長久世隆一郎氏の半生を綴ったパネル
2:STIの歴史と技術に関するライブラリー
3:各種イベント展示用ブース(CUBE #A、#B、#C)
4:読書他が楽しめる休憩スペース

ライブラリーには、STI関連の書籍やムック、ビデオソフトなどが収蔵されている。もちろん、どれもギャラリー内でじっくり読むことができる。つまり、ギャラリーには長居してもいいということだ。STIによれば、むしろこれまで、来訪してもゆっくりくつろげる場所がなかったので、そういう場所をつくりたかった(スバル広報部上級担当部長経営企画本部上級担当部長岡田貴浩氏)そうだ。

20日のオープニングイベントにはアメリカから「スビー・フェスタ」を主宰しているロバート・チャンピオン氏がスペシャルゲストとして招かれた。スビー・フェスタは、北米のスバルファンが集まるオーナーイベントのひとつ。毎回3000人規模のスバルファンが自分のクルマで参加する、いわば大規模なオフ会だ。チャンピオン氏は、車両や展示を見て「実際の競技車両に触れるだけでなく、車両や技術、選手の歴史も学べるとてもいい場所」と評していた。

イベント用ブースは、各種企画展示のためのキューブ状のスペース。リニューアル第一弾の展示は、久世氏の名言やエピソードを集めたパネル(CUBE #A)、STIロゴの変遷を綴ったパネル(CUBE #B)、そして久世氏がWRCで世界中を飛び回っていたときに使っていたカーボン製のアタッシュケースと扇子。傷の具合やボール紙で中仕切りを自作していたりと、当時の久世氏の仕事ぶりと人柄をうかがわせる重みがある。

今回の展示にあたっては、久世氏の秘書を長年勤め、WRCにも何度も同行したという佐々木智沙氏、サファリラリー参戦(レオーネ)のころからSTIでモータースポーツに関わってきた日浅英之氏、STIのロゴデザイン等にたずさわった大澤崇人氏、そしてSTI 営業部次長篠田淳氏らが中心となって企画を考えた。

ギャラリー内は、全体が撮影ポイントのようなものだが、STI公式ツイッターアカウントのジョージ(常時)くんと記念撮影できるコーナーやハッシュタグ(#stigallery)のパネル、ストラットアッシー風の傘立てなどもある。

平日はSTI社員がスバル車やモータースポーツについての質問にも対応してくれるが、全館リニューアルオープン後は、土日もSTI社員もしくはアンバサダー(4名の女性)が常駐し、同様な対応をしてくれるという。
[PR]いまや自動車には必須の装備となっているドライブレコーダーだが、その記憶媒体のSDカードは、他の電子機器と比べて過酷な環境…

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  5. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る