アストンマーティン初のSUV『DBX』、550馬力ツインターボ搭載が決定 2019年12月発表へ

4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボ

開発プログラムは最終段階に

ニュルブルクリンク北コースでは8分を切る

アストンマーティン DBX のプロトタイプ
アストンマーティン DBX のプロトタイプ全 4 枚

アストンマーティンは9月25日、ブランド初のSUVとして、2019年12月に初公開する予定の『DBX』(Aston Martin DBX)のパワートレインを発表した。

画像:アストンマーティン DBX のプロトタイプ

アストンマーティン初のSUVは2015年春、ジュネーブモーターショー2015に出品された『DBXコンセプト』の市販版となる。DBXコンセプトはアストンマーティンが近い将来、高級GTカーセグメント参入の可能性を探る目的で開発したコンセプトカーだった。

DBXは、アストンマーティンならではの力強くバランスの取れたパフォーマンスを目指している。そのダイナミックなボディには、従来のスポーツカーラインナップの範囲を超えた多用途性を反映させる。アストンマーティンによると、DBXはあらゆる路面に対応可能な高い走破性と、力強い牽引力を追求するという。

4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボ

このDBXには、4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンが搭載されることが決定した。すでに『ヴァンテージ』や『DB11』にも搭載されているこのV8エンジンは、DBX用にさらに性能が引き上げられている。

最大出力は550ps、最大トルクは71.4kgmを引き出す。ハイスピードテストでは、DBXの最高速がおよそ290km/hを上回ることが繰り返し確認されているという。最終的な最高速と加速性能は、テストプログラムの最終段階で改めて設定される予定だ。アストンマーティン DBX のプロトタイプアストンマーティン DBX のプロトタイプ

開発プログラムは最終段階に

DBXは、アストンマーティンにとって初めてのSUVモデルになる。そのため、開発にあたっては専用のテストプログラムを実施する必要があるという。このプログラムには、SUVモデルの多用途性を反映した新しいプロセス、手順、基準が含まれている。

DBX開発の初期段階では、さまざまなシミュレーションが実施された。すでに、最初のプロトタイプ車が、英国ウェールズでテスト走行に取り組んでいる。このテスト走行によって、シミュレーションの結果を現実の世界へ移行させる作業が開始された。DBXの開発では、ドライビングシミュレーターを使用して、さまざまな調整を行った。これによって、最初のプロトタイプを製作する前に、開発を飛躍的に前進させることが可能になったという。DBXの公式発表が2019年12月に迫る中、DBXは現在、テストプログラムの最終段階を迎えている。

ニュルブルクリンク北コースでは8分を切る

テストプログラムの最終段階では、現実世界における試験走行と、サーキットにおけるハイパフォーマンス評価を組み合わせる。テストプログラムは、英国シルバーストーンとドイツ・ニュルブルクリンクのエンジニアリングセンターを拠点として、世界各地で実施されている。チーフエンジニアのマット・ベッカー率いるチームは、DBXに求められる幅広いパフォーマンス要件に応えるべく、開発テストに取り組んでいる。

非常に過酷なサーキットとして知られるニュルブルクリンクで行われている耐久テストでは、アストンマーティンの現行ラインナップ中、最もスポーツ性が高いヴァンテージと同等のコーナリングスピードを記録した。その一方で、ブレーキ性能は、アストンマーティンのスーパーGTカー、『DBS スーパーレッジェーラ』を上回る。加速とブレーキの2つのパフォーマンスを組み合わせたDBXは、アストンマーティンのエンジニアリングチームがニュルブルクリンク北コースで繰り返し実施している走行テストにおいて、8分を切るタイムを何度も記録した、としている。

《森脇稔》

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