フードトラックプラットフォーム「TLUNCH」を展開するメロウは、10月7日より関西エリアに進出すると発表した。
メロウはこれまで、首都圏1都3県でフードトラックプラットフォームを運営。ビルの空きスペースと個性豊かなフードトラックをマッチングし、シェフのこだわり料理が気軽に楽しめるランチスペースを約160か所で展開している。
今回同社は、これまで培ってきたノウハウを活かし、大阪万博などを皮切りに再開発が進む京阪神エリアでのTLUNCHサービスの提供を開始。関西では初となるフードトラックの出店情報のわかるアプリ「TLUNCHアプリ」が利用可能となる。
飲食店を経営する上で、人件費の高騰や、人材獲得の困難さは大きな課題といえる。東京、神奈川では最低賃金が1000円を突破。大阪も946円になるなど、最低賃金は今後も上昇していく可能性がある。また、2018年度は飲食店の人手不足を背景とした販売不振からくる倒産・休廃業の件数が過去最高を更新(帝国データバンク調べ)。2社に1社が「正社員不足」と回答、非正規社員では飲食店の8割が人手不足という調査結果が出ている。
TLUNCHアプリそんな飲食ビジネスにて、テイクアウトが基本のフードトラックは、利用者への提供に特化するため少ない人数で運営できる。さらに、初期投資は固定店舗の1/3ほど。そのため、飲食店開業方法としてフードトラックを活用したいというニーズは今後も増えてくると予想される。
メロウは移動型の店舗の特性を活かし、大阪を皮切りに京阪神エリアでのサービス提供を開始することで、関西の飲食店が抱える「飲食店の利益の圧迫」という課題を解決し、同時に「空地活用」のニーズも満たしていく。