アウディ Q5 新型に新世代PHV、燃費は50km/リットル…欧州発売

0~100km/h加速5.3秒

EVモードは40km以上

予測効率アシストが航続拡大を支援

アウディ Q5 新型のPHV「Q5 55 TFSI e クワトロ」
アウディ Q5 新型のPHV「Q5 55 TFSI e クワトロ」全 22 枚

アウディは10月7日、新型『Q5』(Audi Q5)のプラグインハイブリッド車(PHV)、「Q5 55 TFSI e クワトロ」を欧州で発売した。ドイツ本国でのベース価格は、6万0450ユーロ(約710万円)と発表されている。

画像:アウディ Q5 新型のPHV

「TFSI e」は、直噴ガソリンターボエンジンを基本にしたアウディの新世代のPHVシステムを意味する。TFSI eの名称は今後、アウディのPHVに広く使用されていく予定だ。

0~100km/h加速5.3秒

新型Q5のPHVでは、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TFSI」エンジンに、モーターを組み合わせる。直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボTFSIエンジンは、最大出力252hp、最大トルク37.7kgmを発生する。モーターは、最大出力143hp、最大トルク35.7kgm。エンジンとモーターを合わせたPHVシステム全体で、367hpのパワーと51kgmのトルクを引き出す。

トランスミッションは7速「Sトロニック」で、駆動方式は4WDの「クワトロ」だ。新型Q5のPHVは、0~100km/h加速5.3秒、最高速239km/hの性能を発揮する。アウディ Q5 新型のPHV「Q5 55 TFSI e クワトロ」アウディ Q5 新型のPHV「Q5 55 TFSI e クワトロ」

EVモードは40km以上

二次電池(バッテリー)は、蓄電容量14.1kWhのリチウムイオンとなる。EVモードでは40km以上(WLTP計測)のゼロエミッション走行を可能にする。この効果もあり、燃費は複合モードで50km/リットル、CO2排出量は46g/kmとした。また、EVモードの最高速は135km/hだ。バッテリーの充電は、400V/16Aソケットで、およそ2時間30分で完了する。

新型Q5のPHVには、3種類の走行モードを採用する。「EV」、「ハイブリッド」、「バッテリーホールド」だ。モードボタンで、ドライバーはこれら3つの基本設定から選択し、電動ドライブの優先などのモードが選べる。ハイブリッドモードでは、PHVシステムが最大限の効率を得るために、電気モーターとエンジンのバランスを追求する。エンジンを停止させた状態で、一定時間コースティング(惰性走行)することもできる。バッテリーホールドモードでは、現在のバッテリーの充電状態が維持されるようにする。アウディ Q5 新型のPHV「Q5 55 TFSI e クワトロ」アウディ Q5 新型のPHV「Q5 55 TFSI e クワトロ」

予測効率アシストが航続拡大を支援

新型Q5のPHVでは、新たな充電サービスの「アウディe-tronチャージングサービス」が利用できる。専用のカード1枚で、欧州全域のおよそ10万か所の公共充電ステーションにアクセスできる。

ドライブ途中での充電は、「myAudi」アプリで計画できる。myAudiアプリを利用すれば、現在の充電状態や走行可能距離を知ることができる。ドライバーは、充電の開始や空調コントロールを遠隔操作して、あらかじめ設定した時間に起動させることが可能。最近の走行記録や平均電力使用量といった情報も、いつでも入手できる。

さらにmyAudiアプリでは、途中の充電を考慮したルートが、ナビゲーションシステムに表示される。ナビゲーションシステムは、バッテリーの充電時間や、交通状況も考慮。当初予定していた急速充電ステーションへの到達が困難になると、別のルートを提案してくれる。

「予測効率アシスト」は、航続の拡大を追求する支援システムだ。ナビゲーションデータと予測効率アシスト、車両センサーシステムの情報を利用して、ルート全体の大まかな計画と、細かい計画を作成する。そして、ドライバーがアクセルペダルから足を離す必要がある状況を認識。運転中のドライバーには、ディスプレイからの情報と、アクティブアクセルペダルによる触感フィードバックによって、アクセルをオフにするよう促す。

《森脇稔》

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