三菱重工、中国にEV向けカーエアコン用電動コンプレッサーの生産拠点新設へ

電動式スクロール圧縮機
電動式スクロール圧縮機全 2 枚

三菱重工サーマルシステムズは10月8日、電動車向けのカーエアコン用電動コンプレッサー(圧縮機)の生産拠点を中国・常熟市(江蘇省)の工業団地に設立すると発表した。

【画像全2枚】

中国市場は、EV(電気自動車)をはじめ環境に配慮した新エネルギー車に対する需要の急激な拡大が期待できる最重要市場。カーエアコン用電動コンプレッサーは、エンジン駆動を利用したベルト式とは異なり、電気による独立した稼働が可能で、電動車向けに需要が高まっている。

新生産拠点は、三菱重工サーマルシステムズ100%出資の新会社「菱重汽車空調系統(常熟)有限公司」(仮称)として、同市内の「常熟高新技術産業開発区」に年内に発足する予定で、カーエアコンとしては2か所目の中国拠点となる。既存の生産拠点で培った生産ラインに関するノウハウを導入することにより、工場立ち上げ期間短縮を実現。2021年度内に稼働を開始し、年間50万台の生産能力を確保、順次生産能力を増強する計画だ。

三菱重工サーマルシステムズは多様なコンプレッサーを手掛けているが、中国の工場では、電動式スクロールコンプレッサーを生産する予定。従来機に比べスクロール諸元の最適化、インバータ制御方式の見直しや部品配置などの構造を見直すことで業界トップクラスの小型・軽量・省動力化を実現する。

《纐纈敏也@DAYS》

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