台風19号被害甚大、スバルは群馬工場の操業を停止[新聞ウォッチ]

台風19号の被災状況(10月15日、茨城県水戸市)
台風19号の被災状況(10月15日、茨城県水戸市)全 4 枚

気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

70人を超える死者、90か所以上の堤防の決壊など、東日本を中心に甚大な被害が出ている台風19号だが、その影響が国内の自動車生産にも及んでいる。SUBARU(スバル)が、群馬県太田市にある国内唯一の自動車生産工場の群馬製作所の操業を停止したという。スバルが明らかにしたもので、きょうの各紙も取り上げている。

それによると、工場自体の被害はないそうだが、取引先の部品メーカーが被災して部品の調達ができなくなったためで、10月25日の操業再開を目指すという。停止した工場は、群馬製作所のうち完成車を生産する本工場と矢島工場で、このほか、エンジン、トランスミッションなどを生産する群馬県大泉町の大泉工場でも一部のラインを停止したという。

日経の報道によると、スバルは台風19号の上陸に備えて10月12日午後から操業を停止し、工場の直接の被害はなく安全が確認できたため、14日午前から再開。だが、供給網の被害が深刻なことが明らかになり、2日あまりで再び停止に追い込まれたという。

スバルといえば、2年前の東京モーターショーの開幕直前には完成車の無資格者による検査が発覚し、一時操業を停止するなどして現場の総点検を実施した。今度は大型台風による自然災害で工場の停止になった。

2019年10月17日付

●五輪マラソン札幌検討、競歩も、IOC暑さ対策(読売・1面)

●北陸新幹線影響長期化へ、再開しても運行半数(読売・2面)

●スバル群馬の工場休止、影響1万台(読売・2面)

●訪日韓国人客58%減、9月下げ幅拡大3か月連続の減少(朝日・3面)

トヨタ・ヤリス新型トヨタ・ヤリス新型●ヴィッツ、ヤリスに改名、トヨタ、世界で統一、来年2月新型車(朝日・8面)

●電動キックボード、自動車代わり? 規制緩和検討へ(産経・10面)

●パナソニックにグーグル幹部、外部人材の登用加速(日経・15面)

●日産、英EU離脱で逆風、現地工場、減損計上の恐れ(日経・17面)

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  2. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  3. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  4. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  5. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る