時代に求められる高精度センシング&HMI技術を提案する三菱電機コンセプトキャビン「EMIRAI S」

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時代に求められる高精度センシング&HMI技術を提案する三菱電機コンセプトキャビン「EMIRAI S」
時代に求められる高精度センシング&HMI技術を提案する三菱電機コンセプトキャビン「EMIRAI S」全 16 枚

三菱電機は東京ビッグサイトで10月24日~11月4日まで開かれる「第46回東京モーターショー2019」で「移動を、くらしのヨロコビに」をテーマに、Mobility as a Service(MaaS)社会に貢献するコンセプトキャビン「EMIRAI S(イーミライ エス)」を展示します。

つながる、自動化、シェア&サービス、電動化のCASE時代には、移動も社会システムを構成する1つのサービスMobility as a Service(MaaS)と考えられるようになってきていて、人々は自動車を所有するのみならず、あらゆる交通手段やそのサービスをシームレスにつなげてかしこく使おうとすることがスタンダードとなり、それにより安全で快適、持続可能な社会が形成され、私たちの暮らしはより自由でクリエイティブなものへと変わろうとしているのです。

都市部のライフスタイルに浸透してきているカーシェア、バスやタクシー、物流の配送サービスの車両はもっと安全で快適に進化するでしょうし、さらにはオンデマンド交通や自動運転バスサービスや病院や商店を運ぶ自動モビリティなど潜在的に眠っていたニーズをとらえた新しいサービスもどんどん生まれ、それに応じて奇想天外ともいえる新たな車両のデザイン、機能、安全、運行システムが考案されてきています。このようなCASE・MaaS時代の転換期に新しい提案をしようと、三菱電機はチャレンジしているのです。

家電、鉄道、自動車の分野で積み上げた信頼と実績

時代に求められる高精度センシング&HMI技術を提案する三菱電機コンセプトキャビン「EMIRAI S」時代に求められる高精度センシング&HMI技術を提案する三菱電機コンセプトキャビン「EMIRAI S」
「インタビュアーの楠田悦子氏と三菱電機 デザイン研究所 橋本孝康氏(中央)三菱電機 自動車機器開発センター 武井匠氏(右)」

三菱電機グループは社会課題を、暮らしを表す「ライフ」、生活に必要なものを生み出す「インダストリー」、社会を支える「インフラ」、これらを繋ぐ「モビリティ」の4つの領域に分けて、製品・システム・サービスを提供して課題解決に貢献したいと考えているそうです。エアコンや冷蔵庫などの家電のイメージが強いですが、交通や電力などの社会インフラや車両の電動化製品の販売がグローバルで市場拡大しています。三菱電機のコア技術には、制御、パワーエレクトロニクス、ヒューマンマシンインターフェース(HMI)、センシング、情報処理、通信などがあり、これからのCASE・MaaS時代にも実用化出来る数多くの技術を持っているのです。

新たな移動支援とコミュニケーションの提案

時代に求められる高精度センシング&HMI技術を提案する三菱電機コンセプトキャビン「EMIRAI S」時代に求められる高精度センシング&HMI技術を提案する三菱電機コンセプトキャビン「EMIRAI S」

東京モーターショーに出展する三菱電機が考えるコンセプトキャビン「EMIRAI S(イーミライ エス)」は2011年に発表したコンセプトキャビン「E(Electric)+未来=EMIRAI」にShared、Service、Safetyの「S」を組合せています。「EMIRAI S」には主に2つの特長があります。1つめは、最新の生体センシング技術による安全・安心な移動支援。2つめは、最新のヒューマンマシンインターフェース(HMI)技術による車内外との快適なコミュニケーションです。東京モーターショー2019会場内の三菱電機出展ブースでこれらをデモ体験することができます。

“自然な”健康モニタリングによる安全な移動支援

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1つめの最新の生体センシング技術による安全・安心な移動支援は、大手自動車メーカーに採用されている、個人を認識してシートポジションやミラーを調整したり、眼の開き具合を見てわき見を防止する「ドライバーモニタリングシステム」で培った「フェイストラッキング技術」をより進化させています。 進化させた部分は、近赤外線カメラに体表温センサを組合わせることで脈拍や体の温度を、体にデバイスをつけることなく“非接触”で測定できるようになったことです。

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ドライバーが座席に座っているだけで、顔の動き、目の開閉具合、体温、脈拍が分かります。健康状態がもとで事故になるケースが社会的に問題視されていて、疲労や眠気、さらには体調急変を感知することで、自動運転技術と組合せることにより安全な場所へ停車させることも可能となるでしょう。

またドライバーだけではなく一緒に乗り合わせた複数人の体温や脈拍も測定ができると、MaaSの時代には、部屋のような居住性も重視されているので、心地よい車内温度でより快適に車室内で過ごせるようになるでしょう。また電動化されたモビリティの走行距離を伸ばすためにも冷房や暖房の空調による消費電力を抑える必要も出てくるのですが、三菱電機の技術力で解決してくれるはずです。

さらに自動化する中で車両の状態や乗客の安全状況を遠隔で監視する必要も出てきますが、三菱電機は車に比べて乗車人数の多い鉄道向けの車両情報監視・分析システムも提供している実績があり、そこで培った技術と車内に乗っている人の健康状態を把握する技術を組合わせて発展させることで、さらに安全な次世代の移動サービスが期待できるのです。

欧州委員会では新車に対して、2025年11月以降、既存のモデルに対しては2028年11月以降に高度速度支援、先進緊急ブレーキシステムを搭載させることを義務付けることを決定しました。この制度によってドライバーの眠気の感知とそれに対する注意喚起、わき見運転などに対するシステムの搭載が必要になります。おそらく日本もこの欧州の動きに合わせて、対応していくことになるでしょう。その中で三菱電機が持つ近赤外線カメラと体表温センサを用いたセンシング技術は重要なポジションを担うことになるはずです。

楽しくクリエイティブな旅を提案する
ヒューマンマシンインターフェース(HMI)技術

2つめの最新のHMI技術による車内外との快適なコミュニケーションには大きく分けて2つの技術が使われています。「複数人対応の音声分離技術」、「ワイドクロッシングディスプレイ」と「リングノブオンディスプレイ」です。

時代に求められる高精度センシング&HMI技術を提案する三菱電機コンセプトキャビン「EMIRAI S」時代に求められる高精度センシング&HMI技術を提案する三菱電機コンセプトキャビン「EMIRAI S」

MaaS時代ではバス、タクシー、鉄道のようにモビリティを複数人で乗り合うサービスとして使うことが増えるでしょう。自分では運転しないため、移動している最中は空き時間として旅先の計画を立てたり、忘れ物があれば買い物をしたりすることもあると思います。

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公共的なモビリティでも、車内の大きなディスプレイで乗り合わせた人のそれぞれのニーズに合わせた旅先の情報提案をしてくれたらどうでしょうか。

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三菱電機が提案する複数人対応の音声分離技術を使えば、車内に何人かいたとしてもカメラ映像と音声情報を組み合わせて私の声を他人と聞き分けて特定してくれます。また浮遊感と奥行き感のあるワイドクロッシングディスプレイが、必要な要素をわかりやすく未来感のある視覚をもって情報提供をしてくれます。その操作は、リングノブオンディスプレイによりタッチ、回転、プッシュなどHMIに応じたシンプルで高い操作性を実現しています。

私は飛行機に乗る場合、空港についてから空港内の構造が分からず、迷ってしまうため案内カウンターに聞きに行く場合がたくさんあります。もし余裕ができれば、カフェやレストランでゆっくりしたいと思っていますが、どこにどんなお店があるか分からず立ち寄れずにいます。空港へ移動している最中に、音声で問いかけると自然と空港内の道案内と所要時間や保安検査・手荷物検査の混雑状況などが分かれば、旅はもっと楽しくなるとEMIRAI Sの体験を通して感じました。この近未来体験、10月24日(木)から始まる東京モーターショー2019の三菱電機ブースでぜひ体感してください。

【三菱電機】東京モーターショー特設サイトはこちら

《楠田悦子》

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