クラリオン『Quad Viewナビゲーション』が進化、9型に加え8型も登場 チェック!

Clarion・NXV897D
Clarion・NXV897D全 8 枚

4つのエリアを一画面に表示することで独特かつ画期的な操作性を実現させた“Clarion”の『Quad Viewナビゲーション』。その2019年モデルが一層の進化を果たして新登場した。その進化の中身を、どこよりも詳しくリポートする。

「8型」モデルの登場で、「Quad View」ならではの使い心地をより多くのドライバーがその手にできる!

さて、『Quad Viewナビゲーション』2019年モデルの見どころとして最初に挙げるべきはズバリ、「ラインアップが拡充されたこと」だ。これまでは「9型」モデルが用意されていたが、今作からは「8型」との2モデル構成と相成った(9型機が『NXV997D』、8型機が『NXV897D』、ともにオープン価格)。

これは十二分に大きな進化だと言っていい。なぜならば、「Quad View」の利点をより多くのユーザーがその手にできるようになったからだ。画面が大きいことはすなわち利点だ。しかし「9型」ともなると装着しにくい車種もある。しかし「8型」モデルがあれば話が変わる。『9型 Quad Viewナビゲーション』に憧れを抱きつつ導入を見送っていた方々も、いよいよ「Quad View」を手にできるのだ。

ところで「Quad View」とはどのような機能なのだろうか。「Quad View」とは、“ナビゲーション”、“オーディオ”、“ツール”、“アプリケーション”の4つのエリアを1画面に表示できる機能で、同時にさまざまな情報を取得でき、直感的な操作が可能で、実用性が非常に高い。

しかも表示タイプを任意に変更可能だ。表示方式は3タイプある。“フル画面表示”、“4分割表示”(4画面の中の1つだけを大きく残りの画面を小さく表示)、“均等4分割表示”、この3つだ。その見た目の斬新性も特長的だ。センタークラスターパネル内で独特の存在感を発揮する。

ドラッグ操作やタップ操作で、画面表示をサクサク切り替えられる!

なお「Quad View」は、画面表示の切り替え操作をスムーズに行えることもメリットだ。4画面に分割するラインのクロスポイントをドラッグすることで、計9パターンのレイアウトの中から好みの表示方法へスイッチできるのだ。

また、任意のエリアをタップすればそこがすかさずメインエリアになったり、クロスポイントをタップすればメインエリアがすぐさまフル画面に切り替わったりもする。フル画面表示のときには、画面右下のマークをタップすれば素早く“4分割表示”に戻せる。実にサクサクと表示を切り替えられる。

「自動割り込み表示」機能も気が効いている。例えば“ツール”エリアをサブ表示させているときに電話が掛かってくると、“ツール”エリアが自動的に大きくなり、発信者の名前が分かり通話ボタンが押しやすくなる。

さらに昨年モデルからは、エリアの位置を上下・左右・斜めと、ドラッグ操作で入れ替えられるようにもなった。 “均等4分割表示”のときには操作性を考えて“オーディオ”エリアを右側に置きたいとか、そのときどきで使いやすい配置に変更できる。

そしてこの「Quad View」は、今回もさらなる進化が果たされた。頻繁に使う機能を“アプリケーションエリア”にアイコンで表示できる「ショートカット」機能が追加されたのだ。

例えばあらかじめ自宅を登録しておけば、“自宅に戻る”アイコンを押すだけで自宅までのルート探索が行える。他には、目的地検索の“登録地”表示や“ナビルートメニュー”表示、音量の“ミュート”といった操作も、アイコンを押すだけで実行できる。すなわち画面に触れる回数を減らせる。したい操作を即行えるのだ。

クルマの中からの音声操作で、自宅エアコンの起動・温度設定も可能に!

続いては、「Smart Access」の新機能を紹介しよう。“Clarion”の一部ナビゲーションはかねてから、独自のクラウド情報ネットワークサービスである「Smart Access」が利用できる。そこもストロングポイントの1つなのだが、今回からはなんと『Quad Viewナビゲーション』から自宅のエアコンなどの家電操作を音声にて行えるようになっている。

これは、音声操作機能である「Intelligent VOICE(インテリジェントボイス)」と、スマートリモコン「Nature Remo(ネイチャーリモ)」とが連携することで可能となる。ちなみに現状は操作可能な家電はエアコンのみだが、今後は音声操作が可能な家電が増える予定だ。

ところで『Quad Viewナビゲーション』には、他にも魅力的な“繋がる”機能が搭載されている。その機能の名は「Door to Door ナビゲーション」。当機能を活用すれば、スマートフォンを使用して目的地を検索でき、さらには満空情報を参照しながら周辺の駐車場検索も行える。そして検索した情報はナビゲーションに自動転送されるので、乗車後にはすぐにルート案内が開始される。

また愛車が駐車場に到着した後に機能は再びスマホに引き継がれ、今度は目的地までの徒歩ルートを案内してもらえる。目的地から戻るときには駐車位置までのナビゲートも可能だ。クルマを降りた後までサポートしてくれるカーナビは、『Quad Viewナビゲーション』をおいて他にはない。

画面が美しいことも大きな利点。エンタメ面でもメリットが多々!

『Quad Viewナビゲーション』は、画面が高精細であることもアドバンテージだ。そこのところは今回新たにラインアップに加わった「8型」モデルにもしっかり踏襲されている。1280×720ドットの高精細HDディスプレイが採用されているので、映像がすみずみまで鮮明で、さらには24bit/1677万色のフルカラー表示で地デジも映像ソースもそして地図表示も、至ってクリアに鮮やかに映し出される。その美しさは見れば分かる。ぜひとも店頭でご確認を。

なおビジュアルに関連した部分として今作より、新たな機能も盛り込まれている。メニュー画面などがスタマイズできるようになっているのだ。“Clarion”のホームページからデータをダウンロードしそれをSDカードを介して『Quad Viewナビゲーション』に読み込ませれば、メニュー画面を夜景の雰囲気をイメージした黒基調の画面に変更可能だ。

また『Quad Viewナビゲーション』は、エンターテインメント機能が充実していることも特長だ。SD/SDHC/SDXCメモリーカードやUSBメモリーに保存した“ハイレゾ音源”の再生や動画の再生が可能で、さらにはiPod、iPhoneにも対応する。つまりはメディア対応力も高いのだ。

そして、“Clarion”だけが世界で唯一可能としている『Full Digital Sound』システムともリンクする。『Quad Viewナビゲーション』と当システムを連携させると、ナビゲーションで読み取ったデジタル音源を、スピーカーまで完全デジタルで伝送できる。そしてその操作をナビ画面で快適に行える。音楽好きならば、当システムには注目すべきだ。好きな楽曲を先進のシステムでハイクオリティに楽しめる。

一層の魅力の底上げが果たされ、さらには「9型」、「8型」と選択肢の幅も広がった“Clarion”の新たな『Quad Viewナビゲーション』。導入を迷っていたという方は、これら新機種を要チェック。

“Clarion”の『Quad Viewナビゲーション』が一層進化! 9型に加え8型も新登場! 魅力を総チェック!

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る