ルノー傘下であるルーマニアのメーカー、「ダチア」が販売するコンパクト・ハッチバック、『サンデロ』新型プロトタイプをカメラが初めて捉えた。
サンデロは2008年に初代が登場、ロシア、南アフリカ、南米市場では、ルノー『サンデロ』として販売されており、ルノー史上初の欧州市場以外での発売モデルとなった。現行モデルは2012年9月のパリモーターショーにて発表、2016年に大幅改良が執行され、現在に至っている。
実質的には「クリオ」の廉価バージョンといっていいモデルだが、次期型では、高級感がぐっと向上するという。捉えたプロトタイプからは、刷新されたボディパネルのほか、完全に再設計されたグリルやヘッドライト、水平のテールライト、クリオのようなリアエンドなどが見てとれる。ボンネットフードから出でいる青いワイヤーは、おそらくキャビン内の測定器と接続されているはずだ。
アーキテクチャには、クリオ新型から流用される「CMF-B」プラットフォームのシンプルバージョンを採用、それにより、ボディを拡大、安全性が高められ、運転性能も向上するという。
ダチア サンデロ 次期型 プロトタイプ スクープ写真パワートレインは、現行モデルに設定されている0.9リットルの代わりに、ルノー製1.0リットル直列3気筒ターボチャージャーエンジンを搭載、最高出力100psを発揮する。さらに最高出力115psを発揮する新開発1.3リットル直列4気筒TCeターボ、最高出力95psを発揮する1.5リットルBlue dCiターボディーゼルなどのラインアップが予想されるだろう。また遅れてハイブリッドモデルも追加設定される可能性があるようだ。
サンデロのワールドプレミアは、2020年3月のジュネーブモーターショー、あるいは9月のパリモーターショーと予想され、クロスオーバーバージョンも設定される予定だ。
ダチア サンデロ 次期型 プロトタイプ スクープ写真