アイシン、EV向けeAxleを2020年から量産開始し C-HR へ供給…東京モーターショー2019

アイシン精機 伊勢清貴 社長
アイシン精機 伊勢清貴 社長全 8 枚

アイシン精機の伊勢清貴社長は10月23日、東京モーターショー2019会場内で会見し、電気自動車(EV)向けeAxle(電動車軸)を2020年から量産を開始し、トヨタ自動車の『C-HR/イゾア』向けに供給することを明らかにした。

伊勢社長は「アイシングループは電動化への取り組みとして2004年に部品メーカーとして初めてハイブリッドシステムを世に送り出して以降、2006年の2モーターハイブリッド、2016年には電動4駆用eAxle、2019年には1モーターハイブリッドなど、様々な電動化ユニット製品で実績を上げ、2018年までの電動化ユニット生産累計は約370万台を超え、サプライヤーとして世界トップの実績を誇る」と説明。

その上で「2020年にはEV車両向けeAxleの量産がスタートする。このユニットは2020年発売のトヨタC-HR、イゾアに搭載される予定。今後、私たちは幅広いeAxleのラインアップを取り揃え、駆動ユニットにおける電動化製品の比率を拡大させることで、クルマの電動化に貢献していく」と強調した。

またアイシン精機を始めとするアイシングループの東京モーターショー2019の出展内容について伊勢社長は「過去から現在、未来に向けた『イノベーション』を展示している」と紹介した。

アイシングループ(東京モーターショー2019)アイシングループ(東京モーターショー2019)

このうち未来に関しては、多様化するモビリティ社会での様々なユーザーや乗車状況を想定した技術やサービスを搭載した『i-mobility TYPE-C』で表現。乗員の動きや状況に合わせたドア開閉やシート調整、忘れ物のお知らせなど、快適な移動のためのおもてなしをデモンストレーションするという。

また『i-mobility TYPE-T』で現在のアイシングループの幅広い事業領域を訴求。さらに従業員がレストア製作したトヨタ『スポーツ800』の展示で過去も振り返るという趣向となっている。

アイシングループ(東京モーターショー2019)アイシングループ(東京モーターショー2019)

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  2. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  3. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  4. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  5. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  6. <新連載>[低予算サウンドアップ術]“超基本機能”を駆使して「低音増強」を図る!
  7. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  8. ホンダ『ヴェゼル』マイナーチェンジで3グレードに集約、納期改善へ…「HuNT」「PLaY」新設定で個性強調
  9. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  10. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
ランキングをもっと見る