アルプスアルパインが2社の強みをギュッと凝縮、5Gでつながる近未来コクピットを体感…東京モーターショー2019

アルプスアルパイン(東京モーターショー2019)
アルプスアルパイン(東京モーターショー2019)全 7 枚

アルプス電気とアルパインが2019年1月に経営統合し、アルプスアルパインとして初めて東京モーターショーに出展。そのハイライトは、経営統合でT字型企業へと進化した同社を象徴する、統合シナジー「Seamless Smart Mobility Solution」。5Gでつながるコクピットの近未来だ。

アルプスとアルパイン。両社のシナジーは、縦軸のアルプス、その上にのる横軸のアルパインというイメージ。機能デバイス・モジュール・ゲートウェイという要素技術を探求するアルプスの縦と、サービス・アプリ・システムインテグレーションというコアデバイスを広範囲につなげていくアルパインの横が組み合わさった、T字型企業をめざしている。

そんなアルプスとアルパインの強みを組み合わせて描く近未来コクピットが、この Seamless Smart Mobility Solution。残念ながら実機に乗り込んでの体感はNGだけど、スタッフが乗り込み、さまざまな機器類を操作する姿を見学できる。

この Seamless Smart Mobility Solution のデモンストレーションでは、乗車前から降車後まで、各シーンでの技術ソリューションを垣間見ることができる。そのおもなコクピット近未来の技術は、5つ。スマートアクセス、レコメンドエンジン、プレミアムHMI、ドライバーモニタリング、降車サポートだ。

スマートアクセスは、スマートフォンがクルマのキーの役割を果たす。ドライバーのスマホが、Bluetoothの測距技術で近接検知。クラウド経由で認証を済ませるとロックが解除されて乗車できる。

乗り込んだら、今度はレコメンドエンジン。出発前に目的地を決めておけば、ドライバーの好みや予定にあわせて最適ルートや立ち寄り先を自動で提案してくれる。また、プレミアムHMI(Human Machine Interface)は、タッチ操作や感触フィードバックで運転の楽しさや安心感を与えてくれる。

継続して乗っているころ機能するのがドライバーモニタリング。自動運転中に車内をくつろぎ空間にする機能で、着座姿勢やバイタルサイン、読書などの行動を常時チェックし、安全・快適な移動をアシストしてくれる。

そして最後は降車サポート。目的地に到着したら降車後の徒歩ルートが表示され、さらに車内カメラで忘れ物を検知して知らせてくれる……。

またアルプスアルパインブースでは、Premium Sound(プレミアムサウンド)コーナーも設置。展示されるレイアウトフリースピーカーは、独自の磁気回路で小型・軽量化を実現し、独創的な構造で従来のスピーカーと同等の性能を発揮。

取り付け条件の制約が少なく、各座席へ搭載できることから、乗車者一人ひとりがそれぞれの音を楽しめるパーソナルゾーンサウンドを実現できるというもの。メインユニットは、高品質なサウンドで評価の高い、市販カーAV・ナビゲーション一体機のヒットモデル「ビッグ X」を採用している。

《レスポンス編集部》

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